アベンシス新型(トヨタ)フルモデルチェンジで燃費や内装は?レヴォーグ、フィルダーと比較

トヨタのステーションワゴンの”アベンシス”は欧州ではトヨタブランドの最上位モデル。今回1997年初代モデルが発売されてから20年が経ち、2018年にはフルモデルチェンジして4代目に生まれ変わります。ハイブリッドモデルディーゼルエンジンの採用がうわさされる新型アベンシス燃費はどうなるのか?内装やデザインは新しくなるのかなど、今入っている最新情報をお伝えします。

トヨタのアベンシスとは?

トヨタのアベンシスは欧州ではトヨタのフラッグシップモデルで、日本ではその姿はほとんど見られないレアモデル。販売当初は欧州専売モデルで、イギリス生産の日本仕様車を輸入しています。

私は初めてアベンシスの名前を聞いた気がします。残念ながら写真をみても特徴がなくて、何の変哲もないクルマ・・・これが欧州では評価が高いらしく。

どうやらトヨタブランドというのが人気の理由で、特に北欧の極寒地域では品質第一を最優先するからのようですね。それならわかる気がします。

アベンシスは欧州でフォルクスワーゲンのパサートやルノーなどと競合するミドルサイズワゴン。2015年にマイナーチェンジを終え、そろそろフルモデルチェンジが予定されています。

現行モデルはガソリン車のみで2グレード。自分の好みの色とグレードを手に入れるには、イギリスから輸入なので最短でも2か月弱、時には4か月待ちということもあるようです。

うーーん、そうまでして日本で欲しいクルマなのか?と不思議な気がしますが、めったに走っていないアベンシスはそれだけ価値があるのでしょうね。

トヨタ アベンシスの口コミや評価は?

それではアベンシスのオーナーさんがどう評価しているのか?ご紹介しましょう。きっと納車に時間をかけても手に入れたかった愛車ですから、評価が良いことを願い期待します。

トヨタ アベンシスの良い点は?

・とにかく街に走っていないのがよい(販売台数が少ない)
・ボディが大きい分、室内が大きくラゲッジも満足
・シートを倒せば大人が寝れるぐらい奥行があってよい
・欧州車らしく安定した操舵性、足回りは頼もしい
・ロードノイズが少なく静か
・後方の状況がほとんど見えず不便
・質素な上品さを持つ、日本のトヨタとは違う雰囲気を持つクルマ
・車体サイズの割に小回りがきく
・乗り心地が良い
・長時間ドライブがラク
・雪道での走破性の高さが素晴らしい

とにかく、走行が安定している点が高評価で、コーナーも直線もスムーズ&快適に走れる素晴らしいクルマのようです。

トヨタ アベンシスの良くない点は?

・左がウインカー、右がワイパーが始めは慣れない
・グレードが2つなのは物足らない
・ボディーカラーが少ない
・試乗車、展示車が少なく購入時に確認できない
・自分が欲しいグレードと色を手に入れるには4か月ほど時間がかかる場合があり長すぎる
・快適装備が少ない
・運転席の窓の位置が高すぎて料金所で苦労する 特に小柄な方は難しい
・後部座席の足元が狭すぎる
・狭い道に入れない
・横幅が広いので場所によっては立体駐車場が利用できないし、平面駐車場でも駐車しづらい
・内装が安っぽい
・2リッターエンジンのわりに燃費がイマイチ
・ホイールがすぐ汚れる(ブレーキダストがひどい)

インテリアやデザインに関しては、重要視していない、またはそれを織り込んでいるのであまり気にならないようですね。

私はクルマにはある程度の優雅さがあり、快適が1番!のタイプなので、アベンシスは購入対象になるのかな?と思います。

新型アベンシスについて

では、新型アベンシスはどう進化していくのでしょうか?気になるパワートレインからご説明します。

出典:You Tube

新型アベンシスのエンジンと燃費は?

現行車はガソリンエンジン、排気量は2.0Lのみとかなり寂しいラインナップ。

口コミにもあるように燃費は現行車14.6km/ℓとよくありませんので、新しいエンジンを搭載し燃費を抑えることは間違いないでしょう。

情報によると、ガソリンタイプはダウンサイジングエンジンを採用、またハイブリッド車かディーゼルエンジン車を投入するようです。

エンジンについては詳しい情報が乏しいのですが、排気量は2.0Lから1.6Lになり”新型1.6L直噴ターボエンジン”に。燃費は現行車14.6km/ℓ→16.0km/ℓが期待値です。

またディーゼルエンジンはすでにランクル プラド、ハイラックスサーフに採用の、1.6Lディーゼルエンジン (トヨタD-4D)が濃厚で、提携しているBMW製だとか。

<1.6L 直列4気筒 ターボ ディーゼル>

・最高出力:112ps/4000rpm
・最大トルク:27.4kgm/2250回転
・駆動方式:FF
・燃費:

出典:You Tube

いまホットな話題として、ヨーロッパではガソリン車やディーゼル車は遅くても2040年には販売がなくなることを法整備すると発表。電気自動車のみが新しく売ることを許される時代になります。ヨーロッパでは環境にかなり厳しいですから、一気に電気自動車へ舵を切りましたね。日本もボヤボヤしてたら置いてけぼりされそうです。

新型アベンシスのプラットフォームは?

新型アベンシスには”トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー(TNGA)”という、トヨタのクルマ造りの方針に沿ったプラットフォームが採用されます。

トヨタが考えたのは、誰もがカンタンに運転ができて、快適性、使い勝手が良い、所有欲を満たすスタイルについて。それを実現するためにTNGAという方針を立てたワケですね。

新型アベンシスもこのTNGAの流れにより、現行車よりさらに乗り心地の良い、また安全性の高いクルマになりそうです

image

出典:トヨタWebサイト

新型アベンシスの安全性能

現行車はトヨタセーフティセンスCを搭載。上位性能のトヨタセーフティセンスPの搭載はどうでしょうか?

まず、トヨタセーフティセンスCの機能をご説明します。

衝突の回避・被害軽減のプリクラッシュセーフティシステム

レーザーレーダーと単眼カメラにより、前を走るクルマとぶつかりそうになれば警告音とディスプレイ表示。ブレーキ操作があるとそれを強力にアシストしてくれます。またそれ以上の危険が近づくと、自動ブレーキが作動し衝突の回避、被害軽減を支援。

この機能が働かないように運転したいものですね。

image

出典:トヨタWebサイト

車線逸脱の事故を防ぐお手伝いのレーンディパーチャーアラート

白線をセンサーで検知し、ウインカーを出さずに白線を超えるとなると警告音とディスプレイでお知らせ。

image

出典:トヨタWebサイト

私の場合、高速道路などで明らかに周りにクルマがいないときはウインカーを出さないので、ぶるぶるとハンドルが震えます(私のクルマはハンドルの振動と表示でお知らせ)

ちょっと面倒だなと思っていますが、ルールどうりにウインカーは出さないといけないですね。

オートマチックハイビーム

ハイビーム・ロービームを自動切換え。さらには霧で視界が悪くなる場合は旋回方向のフロントフォグランプを点灯させてヒトを認識しやすくしています。

image

出典:トヨタWebサイト

この3つの機能がトヨタセーフティセンスC。

上位性能のPタイプは、

・プリクラッシュセーフティシステムがクルマだけでなく、ヒトを感知する
・前を走るクルマに追従走行するレーダークルーズコントロール

が追加になります。イギリスからの輸入モデルでかつ、販売台数もおおよそ毎月300台程度ですからグレードアップさせるよりかは、価格を維持する方を優先させてほしいですね。

よって安全性能はトヨタセーフティセンスシステムCの現行のままと思います。

新型アベンシスの内装

オーナーの口コミで、質素な上質とはどんな内装なのでしょうか。現行車でご覧いただきましょう。

コックピットや全体を見ても、上質感がうかがえます。私はかなり高印象です。

image

image

出典:トヨタWebサイト

また、シート表皮はヨーロッパでは有名な上質マテリアルのアルカンターラ(素材)と本革が使われています。

アルカンターラ社が製造するアルカンターラ(素材)は高級シート素材。スエード調の人造皮革で耐久性、通気性に優れておりまた、柔らかで繊細な肌触り。

エクセーヌは聞いたことがあるけど、アルカンターラは初めて、、と思ったら、どうやら東レが開発・展開していて欧州の自動車内装向けはアルカンターラと名乗っているとのこと。

メルセデスやBMWなどの内装生地としても採用され人気が高いようです。

image

出典:トヨタWebサイト

写真で見ても上質さときめ細やかなイメージが伝わってきますね。この路線は新型も変わりなく続くと思います。

やさしく包み込む感じもしますので、ぜひ一度乗ってみたい気持ちになりました。

新型アベンシスのラゲッジは?

アベンシスの特徴のひとつはラゲッジが大きいこと。通常時で543L、リアシートを格納すると1,609Lと3倍にもなります。

image

出典:トヨタWebサイト

それではライバル車のレヴォーグ、トヨタのカローラフィルダーと比較をしてみましょう。

・アベンシス:543L
・レヴォーグ:522L
・カローラフィルダー:407L

image

出典:トヨタWebサイト

image

出典:subaruWebサイト レヴォーグ

image

出典:トヨタWebサイト カローラフィルダー

スバルレヴォーグのビッグマイナーチェンジD型は2017年6月ごろか

スバルレヴォーグのマイナーチェンジD型の燃費、価格や安全性能は?中古値引き情報!
スバルのレヴォーグはレガシーから引き継がれ、今やスポーツワゴン売れ筋になりました。2017年8月にはビッグマイナーチェンジを終え、安全装備の...

新型カローラフィールダー(トヨタ)フルモデルジェンジ2018最新情報は?シャトルとの比較!

新型カローラフィールダー(トヨタ)フルモデルジェンジ2018最新情報は?シャトルとの比較!
トヨタのカローラは誰もが知るとても有名なモデルですね。そのカローラのワゴンタイプ「カローラフィールダー」が6年ぶりにフルモデルチェンジするよ...

アベンシスが一番大きいですね。ただし、カローラフィルダーは後部座席を格納した時、アベンシスより105mm長い2025mmとなり最大長になっています。

レヴォーグの説明によるとゴルフバッグなら9インチサイズが4つ入るようなので、アベンシスも同様かなと思います。自転車なども積めて便利です。

新型アベンシスは小型化される情報はありませんので、このままの積載量を保つと思います。

新型アベンシスの価格と発売日

新型アベンシスの販売は早くて2017年末、遅くても2018年春ごろと予想します。

また気になる価格は、現行車が275万円と298万円の2モデル。トヨタセーフティセンスPを採用しなければ、ほぼ価格は変わりなく270万円台~300万円まで。価格は据え置きの方が乗り換え需要には優しいかなと思います。

新型アベンシスのネーミング

次のアベンシスは”アベンシス・ツーリング・スポーツ”という名称に変わるという噂が流れています。

ツーリングという名称はBMWの2シリーズ”アクティブツアラー””グランツアラー”とか、スバルのアイサイト4が”アイサイト・ツーリングアシスト”だったり。ちょっと関連してるようなしてないような。

ツーリングの意味がクルマやバイクで旅をすることなので、なにかアクティブさを前面に出すためのネーミングなのかと思いました。

さて、どういう名称で新発売されるでしょうね。

アベンシスのおススメオプション

WEBカタログを見たんですが、種類が少ない気がしますがなぜかしら?

ただでさえ輸入時間がかかるので、これ以上 作業時間がかかる手間がかけれない、ということでしょうかね。

コーナーセンサー(ボイス4センサー)

少ない中で見つけたのがコーナーセンサー。バンパーの4隅につけられた超音波センサーで障害物とぶつからないように音とランプでお知らせ。

しかも日本語で”左後ろです”とぶつかりそうな箇所を教えてくれるのがいいですね。私のクルマは障害物が近くなると激しくピーっとなるので、ちょっとうるさい。日本語でのガイドは高得点です!

お値段は50,760円(税込)也。

image

image

出典:トヨタWebサイト

ラゲージソフトボックス

仕切りがあるボックスで、買い物したレジ袋がラゲッジで暴れないようにできるなぁと思いご紹介。これは結構な価格になりますがマットにもできて撥水機能付き。

お値段18,360円也。

image

出典:トヨタWebサイト

新型アベンシスのまとめ

新型アベンシスについてご紹介しました。

見た感じの印象はあまりよくありませんでしたが、内装はアルカンターラと本革使いがステキですね。乗り心地を一度試したいと思いました。

ヨーロッパで人気のクルマが輸入車として日本で乗れるところもいいですね。

そういえばトヨタのヨーロッパ車と言えばハイブリッドモデルを持つオーリスもありますね。

オーリス新型(トヨタ)がフルモデルチェンジで燃費や安全性能は?ライバル車比較!

カローラハッチバック(オーリス)新型(トヨタ)がフルモデルチェンジ!価格、安全性能は?
トヨタのグローバル戦略車のオーリスはヨーロッパをメイン市場に開発された車種。今回、日本仕様のオーリスが新型になりフルモデルチェンジするという...

アベンシスもオーリスも数少ない台数。街中で走っているのを見れる時がいつか来るかな~♬

シェアする

フォローする