スズキ新型ジムニーがフルモデルチェンジ!燃費や価格、内装、エンジンなどの最新情報

根強いファンが多いスズキのジムニーが、20年ぶりの2018年7月5日フルモデルチェンジ発売をスタートさせました。軽四輪駆動車の本格的なクロスカントリー車のジムニー。燃費、エンジン、価格、安全性能、自動ブレーキはどうなるのか?新型ジムニー最新情報をお伝えします。

ジムニーとは?

スズキのジムニー初代は1970年4月に軽自動車初の本格的な軽四輪駆動のオフロード車として発売がスタートしました。

発売してから50年弱の間、小さな改良は度々ありましたが、フルモデルチェンジはたったの2回。モデルスパンがとても長い、めずらしいクルマです。

写真をご覧いただくとわかるように、オフロードにめっぽう強いのが特徴。

日本国内は道路状況が良いのでオフロードに近い道は少ないですが、雪の多い地域や、災害時などは大活躍です。

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出典:スズキWebサイト

息の長いジムニーですが、オーナーさんたちはどのように感じているのでしょうか?

早速見ていきましょう!

ジムニーの口コミ、評判

予想どうり賛否両論ですが、ジムニーを買う人たちはドライブの快適性や燃費を求めているのではなく、悪路での走行の良さ、デザイン、そしてなにより自分好みにカスタマイズできるところにポイントをおいていますね。

それだけこだわりを持っている、またクルマいじりが好きな人にはたまらないのでしょう。

ジムニーの良いところ

・軽自動車にもかかわらず、パワフルな走り
・クロスカントリーを突破できる走破性がある
・車高が高く運転しやすい
・修理しやすい
・自由にカスタマイズできて好みに変えやすい
・悪路での振動がはるかに少ない
・デザインが大好き

ジムニーの良くないところ

・燃費がよくない
・後部座席が狭い
・悪路は強いが普通の舗装された道路での乗り心地はいまひとつ
・収納が少ない
・家族でドライブには向かない
・給油口が低くて入れにくい
・風に弱く高速道路ではふらつく
・維持費がかかる
・高速で走るとエンジン音がうるさい

新型ジムニーのパワートレイン、フレーム構造は?

20年ぶりのフルモデルチェンジ。

”合理的でムダのない機能美”とうたわれている通り、オフロードに十分耐えうる前後のバンパー。

5スロットグリルと丸型ヘッドランプ&独立ターンランプはジムニーらしさで映えています。

出典:スズキWebサイト

新型ジムニーのフレーム構造

クルマのボディ構造は大きく分けるとモノコック構造とラダーフレーム構造の2種類。

ジムニーのフレームは本格的な四輪駆動、オフロードや悪路の突破性を求めるため”ラダーフレーム構造”を歴代採用しています。

それで、新型ジムニーはやっぱり本格4WDの路線を継承し、進化した頑強な”ラダーフレーム”採用となりました。

ま、予想どうりですよね。

最近のSUVを含むクルマはモノコック構造をほとんど採用しています。

ラダーフレームとモノコックの構造の違いは、

**ラダーフレーム構造とは?**
はしご型フレームともばれ、ベースにボディを載せる構造。
**モノコック構造とは?**
ボディとシャシが一体となった構造で軽量。

ラダーフレーム構造は、モノコック構造に比べ複雑になるため、車高がたかくて軽くできないことが欠点。

さらに振動しやすく乗り心地は良くないと言われています。

このようにあまり良い点がなさそうですが、強度にすこぶる長けていて、車体のカスタマイズや加工がたやすい。

何といってもオフロードで走ることを想定すると、諸々の欠点をもカバーする耐久性の高さは外せないところですね。

出典:スズキWebサイト

新型ジムニーの新開発ラダーフレームとは?

ねじり剛性を今までの約1.5倍にした新しいラダーフレーム。

写真にあるように”X(エックスメンバー)の採用と、前後にある追加のクロスメンバーがその剛性を可能にしました。

出典:スズキWebサイト

さらにはボディマウントゴムを大きくすることで、防振性をがアップ。

本体に伝わる揺れを最小限に抑えました。女子的には嬉しいポイントです!

新型ジムニーのエンジンは?

ハスラーやワゴンR、アルトワークスに搭載している、R06A型ターボエンジン。

こちらも予想どうりでしたね。

耐久性に優れ、軽量化にも成功。

それでいてパワーと静粛性ともに両立させていますので新型ジムニーにはぴったりです。

出典:スズキWebサイト

引き続き”エンジン縦置きFRレイアウト”も

力強いとクルは低回転からで、ターボチャージャーは速攻立ち上がる走りを実現。

オフロードで活躍する事は、間違いなしですね!

燃費向上にはマイルドハイブリッド搭載か?

スズキ得意のマイルドハイブリッド採用という情報もありました。

まさかの採用!?とまで言われてましたがここはマイルドハイブリッドの搭載は見送られました。

個人的には結局は良かったかな・・・という感想。

燃費を良くするためには採用もありで面白い思いましたが、4輪駆動車にマイルドハイブリッドはやっぱり似合わないよね。

マイルドハイブリッドとは?(参考)

マイルドハイブリッドは、減速時にでるエネルギーを使って発電し、バッテリーに充電。

加速時に充電したパワーでエンジンをアシストするもの。

なのでバッテリーは小型、軽量になりクルマの重さに大きく影響しないところもうれしいポイントです。

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出典:スズキWebサイト

新型ジムニーの燃費は?

結局、マイルドハイブリッドではないので燃費性能のアップはさほど望めませんが、

まぁオフロードを走る四輪駆動であればこの程度は許容範囲かなと思います。

・5MT:16.2km/ℓ
・4AT:13.2km/ℓ

新型ジムニーのサスペンション

サスペンションとは道路からの衝撃を緩和するためのもので、これよって走行性能や乗り心地に影響がでます。

新型ジムニーは悪路にめっぽう強い”3リンクリジッドアクスル式サスペンション”。

普通の道を走ったり曲がったりしているときにフワフワ感が気になる人もいるでしょうが、これこそリジット式の特徴!

なのである意味、仕方ありませんね。

サスペンションの種類は2つ(参考)

リジット式(車軸懸架式)
耐久性がよく構造はシンプル。左右一体車軸でクルマを支えるため、片方の車輪が受けたショックがもう片方にも伝わってしまいます。
乗り心地が良くないと言われるのはこのため。

出典:スズキWebサイト

インデペンデント(独立懸架式)
操作性がよく小回りも効きます。車輪を別々のサスペンションで支えるため乗り心地は良いと言われています。

新型ジムニーのスペックは?

新型ジムニーのスペックです。

カッコ内は旧モデルの数字。

サイズ: 3395x1475x1725(H1700)
重量:5MT⇒1030kg(990kg)4AT⇒1040kg
ホイールベース: 2250mm
エンジン:水冷4サイクル直列3気筒インタークーラーターボ
最高出力: 64PS/6,000rpm
最大トルク: 9.8kgfm/3,500rpm(10.5kgfm)
駆動式:パートタイム4WD
トランスミッション: 5MT / 4AT
燃費:5MT⇒16.2km/ℓ AT⇒13.2km/ℓ(14.8~13.6km/ℓ)
最大トルクが少し小ぶりに、本体重量がアップしたのに燃費はかなりの改善です。

新型ジムニーのエクステリア(外観)、インテリア(内装)は?

歴代のフォルムは角ばった感じ。小ぶりながらも男性的な印象でした。

新型ジムニーのエクステリア(外観)は?

旧型モデルは女性を意識した丸い印象のデザインですね。やさしい感じです。

<旧型モデル>

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出典:スズキWebサイト

旧型デザインは、本格的なオフロード車を運転してみたい!と思う女性にも、購入検討をしてもらう戦略ですね。

<新型ジムニー>

新型は再び男性的な角張を強調したデザインに変更となりました。ただしライトが丸型なのがかわいい!

ジャングルグリーンのこの色は、まさに四駆でオフロード感が満載!

出典:スズキWebサイト

2トーンルーフのブルー(ブリスクブルーメタリックブラック2トーンルーフ)は、シティ感覚があってまた違う顏が見えてきます。

最近は、街中で女性がジムニーを運転しているのを見かけないですね。

いまならクロスオーバーのSUVが多くて、スズキでいえばハスラーが目に留まります。

フルモデルチェンジ後のデザインは、私の予想・希望どうりで歴代のような角ばったデザイン!

ライトが丸型になったのは女性にはうけるでしょうね。

新型ジムニーのインテリア(内装)は?

クロスカントリーのジムニーには、シンプルなインテリアが似合いますね。飾り気がなくて、たくましい感じがいいと思います。

写真は旧型と新型の比較です。

<旧型ジムニー>

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<新型ジムニー>

出典:スズキWebサイト

さすがに、ナビが付いているので今風?に見えます 笑

ハンドル部分のロゴがBIGになってるのは男性的かな。悪くはないです!

ボタンの数は増えている感じ・・・

新型ジムニーの安全性能は?

新型ジムニーには「スズキ セーフティ サポート」として衝突被害軽減ブレーキをはじめ、事故を未然に防ぐような性能が搭載されました。

(対象はXCおよびスズキ セーフティ サポート装着車)

新型ジムニーのデュアルセンサーブレーキサポート

予防安全としてデュアルセンサーブレーキサポートを搭載

スズキの場合は”単眼カメラ”+”レーザーレーダー”でヒトとクルマの両方を認識できる装備です。

出典:スズキWebサイト

衝突回避のため、ぶつかりそうだと判断したら、警告音とメーター内で知らせ、それでもだめならブレーキをアシストします。

さらには衝突が避けれないと判断すれば、強ブレーキで衝突回避や被害軽減を自動で行います。

出典:スズキWebサイト

① ”前方衝突警報機能”で警告
② ①の警告をしても衝突しそうという場合は”前方衝突被害軽減ブレーキアシスト機能”
③ いよいよ衝突が防げないと判断したら”自動ブレーキ機能”で回避・被害軽減

誤発進抑制機能

前方に障害物があるのに、間違えて強くアクセルを踏むと発進を抑制。操作ミスでの衝突回避、被害軽減を。(対象はセーフティサポート装備の4AT)

出典:スズキWebサイト

標識認識機能

単眼カメラが標識を認識して、標識をメーター内に表示してお知らせ。

認識するのは上の4つの標識。

最近よく聞く逆行が、”車両進入禁止”を認識して防げるといいですね。

車線逸脱警報機能

車線の左右区間を検知してはみ出しそうになると警告音とメーター内表示でお知らせ。

出典:スズキWebサイト

ふらつき警報機能

左右区間線を検知し、運転パターンを学習。その学習したパターンとの違いでふらつきと感じる運転になった場合、警告音とメーター内表示でドライバーに注意喚起します。

出典:スズキWebサイト

先行車発進お知らせ機能

先行車が発進ししても自車が止まったままの場合に、警告音とメーター表示でお知らせ。

発進を促します。

出典:スズキWebサイト

ハイビームアシスト機能

先行車や周りの明るさによって自動でハイビーム・ロービームの切り替えをします。

出典:スズキWebサイト

新型ジムニーの発売日と価格

7月5日発売開始。

旧モデルは20年というロングランだったので、待ち焦がれていた人たちでWEB上でも話題です。

価格は、旧モデルで129万円~162万円。

新型ジムニーは次の通りでちょっとね上がってますね。

5MT 4AT
XC 1,744,200円 1,841,400円
XL 1,582,200円 1,679,400円
XG 1,458,000円 1,555,200円

XCには安全装備や本革巻ステアリングホイールが標準。

快適装備としてXCとXLにはシートヒーターも。

XLとXGはスズキ セーフティ サポート装着には42,120円がプラスになります。

そしてお決まりのオプションをつけると200万円は超えてくるでしょうね。

このカスタマイズがたまらない!

出典:You Tube

ジムニストさんはワクワク感が止まりませんね。

長期のお休み(お盆休み)にカイズタイムにしようと考えている人もいるとか!?

新型ジムニーの値引き交渉は?

20年ぶりのフルモデルチェンジですから、値引きは厳しくなりそうですね。

そこで、愛車の下取り価格と新車購入は別交渉は必須!

なぜならディーラーが付ける下取り価格が安いからです。これは私の実体験から言えることです。
ちょっとでも下取り価格をアップしたい場合、まずはWEBの一括査定がカンタン!

1回の申し込みで数社から見積もりが取れます。私は3社にお願いしそのスピーディな対応にもびっくりしました。

そして、でてきた見積もりの価格差は驚きの20万円

そしてディーラーの提示した下取り価格より10万円も高い、50万円で愛車を売ることができました。

すべてわたしが経験したことです!

ハスラーVS新型ジムニーの比較対決!

新型ジムニーのライバルと言えば、以前はパジェロミニ。三菱パジェロの軽自動車版、SUVクロスカントリーでした。2013年に生産終了しています。

では、同じスズキのハスラーとの比較をしてみましょう。まずは外観と内装から。

デザイン

<新型ジムニー>

出典:スズキWebサイト

<ハスラー>

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出典:スズキWebサイト

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ご覧の通り、同じSUVでもジムニーとハスラーでは風格が違いますね。

ターゲット層がまったく別ですから当たり前なんですが、ジムニーは硬派、ハスラーは遊びごころ満載って感じです。

私はハスラーは結構好きなタイプ。

外観はオシャレで四駆ならではの車高の高さで、周りが見えやすく運転しやすいところもうれしいポイント。

まぁなによりデザインが好みなワケですがこれって大事ですよね。

燃費や走りの違いは?

燃費はさすがに大きな違いが出ますね。

新型ジムニーも燃費効率は改善していますが、ハスラーとは比較にならない。

ジムニーは悪路を突破する性能維持のため、強度は必須。必然的にクルマは重くなるワケで、それが燃費にも大きく影響しています。

ハスラーは軽自動車SUVのなかでも燃費がよいタイプですし、そもそもジムニーとはターゲットが違いますから比較になりませんよね。

・新型ジムニー(4AT):13.2.km/ℓ /重量 1040㎏
・ハスラー:25.6~32.0km/ℓ /重量 980kg

新型ジムニーでオフロードを走りたい!

新型ジムニーをせっかく買ったなら、舗装した道ではなくオフロードを走りたいですよね。

愛車がジムニーなのにオンロードしか走ったことがない・・・という人もきっといるはず。せっかくのオフロード車がもったいない!ですよ。

全国にオフロードが体験できるコースが結構あるようですが、今回は京都府南丹市園部町にあるグランドキャニオンさん(074-925-4040)をご紹介。

ネーミングがいいですね~ ごつごつした岩場とか荒れ地を想像させます。ジムニーの貸し出しもあるようです。

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新型ジムニーのまとめ

新型ジムニーの最新情報をお伝えしました。

今回の新型は20年ぶりのフルモデルチェンジ。20年の成熟で生まれ変わるそうですよ!

気が早いかもしれませんが、次のフルモデルチェンジはまたこの先20年後かな?と思うと感慨深いです。

新型ジムニーは本格的なクロスカントリーのクルマで手軽に買えて運転がラク・・・では唯一となります。

またクルマいじりが好きな人達にも超人気。

ジムニストさん達とともに待ってましたという感じでしょう。早く街中で見たいです(^.^)

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