スバル新型プレオプラスかミライースどっちがお得?カラー、価格など違いは?

スバル軽自動車新型プレオプラスが5月9日、発売以来初のフルモデルチェンジをして新発売されました。プレオプラスはダイハツのミライースOEM商品ですが、少し違いがあるようです。新型プレオプラスの特徴カラー(色)や価格などミライースとの違いをご紹介しましょう。購入するにあたりどっちがお得なのでしょうか?

新型プレオの兄弟カーの関係は?

新型プレオプラスはダイハツからのOEM商品。ダイハツのミライースが元で、スバルのプレオプラスとトヨタのピクシスエポックとが兄弟になります。

同じ車が3つのメーカーから販売されるってどういうこと?と思われる方のために、3社の関係を少し整理してみます。

ダイハツとトヨタは知る人ぞ知る仲で、ダイハツは2016年8月からトヨタの100%子会社になりました。また、トヨタはスバルの筆頭株主。所有比率は約17%と多数を占めているわけではありませんが、その関係は深くなっています。

ということで、小さいクルマが得意なダイハツがトヨタとスバルに軽自動車をOEM供給しているワケです。

<OEM商品って何?>
他社で作った商品を自社ブランドとして販売する商品のこと。今回の例だとダイハツが作ったクルマをスバルやトヨタが販売することですね。また車種の名前はダイハツのミライースのままではなく、それぞれのメーカーが独自にネーミングします。
<なぜOEM商品を供給するのか?>
OEM元とすれば自社以外のメーカーが商品を売ってくれることで販売台数が稼げます。販売に関する人件費や宣伝費用などが削減できるのも大きなポイントですね。
OEM先は、多額の開発費や製造に至るまでの経費を節約できます。今回であれば完成品を受け入れるわけですから、その効果は絶大です。

新型プレオプラスの特徴は?

ということで、おおむねダイハツの新型ミライースと同じ内容になるのですが、大きな特徴や先代との違いをお伝えしましょう。

ボディーの軽量化

燃費に大いに関連する車の重さについて、新型プレオプラスは細部にまで気を使い軽量化に努めました。先代との重量差は80㎏。例えば、大きな面積のリアゲート(後ろのドア)やルーフスポイラーなどを樹脂外板に変更しています。

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出典:スバルWebサイト

また、ボディそのものも軽量化し、高剛性の骨格にすることで、静かに走ることや低燃費にひと役買っています。

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出典:スバルWebサイト

プレオプラス燃費は?

ボディの軽量化とともに、小さいことですがヘッドランプ、ストップランプ、テールランプなどのランプ類をLEDに変更。消費電力を抑えています。

また、アイドリングストップは停まる前、約11km/h以下になるとエンジンを止めてガソリンの消費を抑えます。

これらにより燃費はJC08モードで35.2km/ℓと、軽自動車のなかではアルト、ラパンに次いで低燃費です。

スマートアシストⅢで安全性能が充実

現行プレオプラスの安全性能は、「低速衝突回避支援ブレーキ」「誤発進抑制制御機能(前)」「先行者お知らせ機能」の3つでした。最近の各メーカーの安全性能と比較すると、時代の変化もありますが少し物足りなかったですね。

新型プレオプラスはダイハツのスマートアシストⅢを搭載。これはダイハツの安全性能で1番充実しているタイプです。

スバルと言えば”アイサイト”を安全性能として搭載してほしいところです。しかし単価が低い軽自動車、しかもせかっかくのOEMですから大幅変更はなし、費用をかけずに販売で正解だと思います。

出典:ユーチューブ

衝突警報機能/衝突回避支援ブレーキ機能(いずれも対車両・対歩行者に対応)

スマートアシストⅢならではで、ヒトとクルマの両方に対応した機能です。前のクルマや、ヒトを認識して、ぶつかると判断したらまずは注意喚起。それでもぶつかりそうな時は、緊急ブレーキで衝突回避や被害軽減をアシストします。

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出典:スバルWebサイト

車線逸脱警報機能

ステレオカメラで車線を検知。クルマが車線からはみ出そうなときには警告し、はみ出ないように促します。

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出典:スバルWebサイト

AT誤発進抑制制御機能

駐車場などでの便利で安心な機能。前・後ろの障害物や壁などを検知して、ペダルの踏み間違えで強くアクセルを踏んだ時、急発進を抑えます。
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出典:スバルWebサイト

先行車発進お知らせ機能

前のクルマが発進したのを気が付かずにいると、音とメーター表示で教えてくれます。停まっているときに、ちょっと調べ物をしたくてスマホを見てるとあっという間に前のクルマが随分遠くまで走っているときがあります。
後ろのクルマに迷惑かけてしまってて、、この機能があればそれも回避ですね。

ハイビームアシスト

周りの明るさやなどを検知し、自動でハイビーム、ロービを切り替えてくれます。
無駄な点灯がなくなって、省電力ができます。

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出典:スバルWebサイト

新型プレオプラスと新型ミライースの違い!どっちがお得?

では、スバル新型プレオプラスとダイハツ新型ミライースについて、安全性能、燃費、価格、デザイン性などについて違いを見ていきましょう!果たしてどっちの車種がお得なのでしょうか?

安全性能について

先述のようにスバルのアイサイトの採用はなしで、ダイハツオリジナルの”スマアシⅢ”を搭載で、プレミオプラストの違いはありません

燃費について

軽量化や細かい部分の節約によって燃費改善を実現しています。根底は同じですから燃費も違いは無いはずです。

FFタイプのプレオプラスのFアートアシストVSダイハツBSAⅢの比較は、全く同じで燃費35.2km/ℓ。

4WDタイプのプレオプラス F スマートアシストVSミライースB SA Ⅲにおいても同じで32.2km/ℓ。

燃費も全く同じですね。

価格と色展開について

求めやすい価格帯のFクラスで、プレオプラスが5万円高く、中間層~ハイクラスになると1~2万円差になります。

価格だけだとミライースがお得感ありますね。

プレオプラス ミライース
FF 83万円~113万円 78万円~112万円
4WD 95万円~125万円 90万円~124万円

この価格差の大きな出どころは、どうも色展開の違いのようです。

Fクラスでの比較はプレオプラスは7色、ミライースは3色。ハイクラスになると色展開の違いは無く7~8色展開で同じです。

ミライースの廉価版は、無難な色展開でスカイブルー・メタリック、ホワイト、ブライトシルバーメタリック。個性的な色が欲しい人は少し高めですがプレオプラスを選んだらよいと思います。

内装の違い

同じクラスの写真で比較してみましょう。ハンドル中心部のロゴ違いこそあれ、同じデザインですね。

どちらに乗っていても区別がつかない感じで、個性がなく少し寂しい気がします。色を変えるなどのちょっとした工夫があればいいのになと思います。

<プレオプラス>

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出典:スバルWebサイト

<ミライース>

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出典:ダイハツWebサイト

販売目標台数

新型プレオプラスの販売目標は月間600台。ダイハツのミライースは月間9000台とかなりの差があり、力の入れようが全く違いますね。
OEM商品としての販売ですからスバルとしては、さほどパワーをかけずに買い替え顧客対応での販売ということでしょう。

スバルの軽自動車”スバル・360、てんとう虫”

現在、スバルの軽自動車はすべてOEM商品で、残念ですが自社製品はありません。つい5年ほど前までは製造販売していましたが、軽自動車市場は超激戦区。

一方で、1台あたりの利益があまりないいため、スバルとしては軽自動車部門から撤退せざるを得なかったようです。

懐かしい人もいらっしゃると思いますが、スバル自社製の軽自動車、スバル・360やてんとう虫はデザイン重視で造られていましたね。

今見ても可愛いしコンパクトで乗り回しもラクそうです。 今でもファンが根強くいるのもわかる気がします。

<”てんとう虫”の愛称 R1>

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出典:スバルWebサイト

コンパクトカーが大人気の昨今で、このデザインであれば十分受け入れられると思います。他の人が乗っていなくて所有欲を満たしてくれそうなデザイン。

スバルが軽自動車部門から撤退をしたのは、もちろん筆頭株主のトヨタの判断がおおいにあったとは思いますが、ぜひ復活に期待したいですね。

スバルの軽自動車は初回車検無料

スバルは今キャンペーン開催中です。
初回車検費用の49500円をキャッシュバックしてくれます。プレオプラスも対象です。

これは大きいですね! もし色にこだわって5万円高くなったとしても、車検代約5万円がうくのであれば結局一緒ですからね。

期限が書かれていないので、気になる方はスバルの販売店で聞いてみましょう。

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出典:スバルWebサイト

プレオプラスと一緒に聴きたい1曲

そよ風が気持ちい季節ですね。新型プレオプラスを走らせて一緒に風を感じてみませんか?

プレオプラスは内装が少し寂しいので、気持ちだけでも爽やかになれるように^^

そこでおススメの1曲、ブームの”風になりたい”。
生まれてきたことを幸せに感じる~♪~あなたと風になりたい~♬

出典:ユーチューブ

まとめ

スバルの新型プレオプラスの紹介をいたしました。ダイハツからのOEM商品ですからスバルらしさはほとんど見られませんね。

スバルと言えば走りが特徴で、高級車のイメージがあります。得意分野を伸ばすという会社方針のようですが、てんとう虫のようなデザイン豊かなクルマの販売も、いつか再開してほしいと思います。

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