ダイハツコペン(ローヴ、エクスプレイ、セロ)とコペンファクトリー見学と感想!

ダイハツが2015年から発売している軽スポーツカーコペン2019年春には新型コペンクーペ限定200台を発売発表。走りとユニークな発想が面白いコペン。クルマ全体を着せ替えできる”ドレスフォーメーション”がいいですね。「ローヴ」「エクスプレイ」「セロ」の3つの顔を持つコペンの紹介と、コペンファクトリ―(Copen Factory)見学してきた感想をお伝えします。

ダイハツCopen(コペン)とは?

ダイハツCopen(コペン)は2015年~発売している軽スポーツカー。

発売はローヴから始まり、エクスプレイ、セロと、デザインの違うラインを発売している楽しくて面白いクルマです。

image

出典:ダイハツWebサイト

私のお気に入りは、真ん中の”セロ”。色は写真のタイプで”ブリティッシュグリーンマイカ”がいいですね。

丸いライトが可愛いくて、全体的に丸みを帯びたボデイが好みにピッタリです。

新型コペンの発売!?

現在、ダイハツ コペンのサイトはこんな感じ。

ティザーサイトが立ち上がっています。

出典:ダイハツWEBサイト

情報が全く出ていないので、1週間後の12月19日の12時ごろに公開される新情報に期待したいですね。

新型の発表かもしれませんので、ワクワクどきどきです!

コペンのスペックは?

コペンはどんな性能を持っているのでしょうか?

エンジンは”直列3気筒ターボ”、燃費は22.2~25.2km/ℓとスポーツタイプとしては、まぁまぁというところ。

ルーフは自動開閉式の”アクティブトップ骨格は”D-Frame”を持ち、クルマを着せ替えできる”ドレスフォーメーション(Dress-Formation)”は新しい発想ですね。

出典:You Tube

コペンのD-Frameとドレスフォーメーション(Dress-Formation)の関係は?

D-Frameの考え方は、骨格を頑丈なつくりにすることでデザインの幅を持たせるところからきています。

フロント、サイド、リア、フロアを、つなぎ目無く一体化することで、曲がる、ねじるに対してより強い構造になりました。

これにより、従来は”骨格と外板”で高剛性が成り立っていたのを、”D-Frame”の骨格だけでOKに。

そしてコペンの場合は外板を樹脂製にすることで、デザインを自由に展開することができたワケです。

コペンの特徴でもある”着せ替え”。写真の様に外板がパーツになっています。なので購入した後でも外板を入れ替えることで、色やデザインの変更が可能なんですよ。

出典:ダイハツWebサイト

そして樹脂は軽いですから、外板の着せ替えの工程でも扱いやすく便利ですよね。

実際、私はコぺンファクトリ―で外板を持ってみました。なんと思った以上に軽くてびっくり!ラクに持ててしまいましたよ。

コペンの自動開閉式ルーフ”アクティブトップ”とは?

コペンのルーフは自動開閉式なので便利。なにせ見た感じもカッコがいいです!

一方、ライバル ホンダS660は天井部分が開いているタイプで手動で開閉。

コペンとs660のルーフを写真でご覧ください。やっぱり自動開閉式がいいなと思いますね。

<コペン>

image

出典:ダイハツWebサイト

<S660>

image

出典:ホンダWebサイト

Copen Factory(コペンファクトリー)について

クルマ好きの私にとって、コペンファクトリーの見学のチャンスがあったのはとてもラッキーでした。

見学の流れはまずはダイハツ工業の本社にて集合。そこからクルマで10分ほどでコペンファクトリ―に到着します。

コペンファクトリー到着!

写真はコペンファクトリーの正面玄関。

image

出典:ダイハツWebサイト

もう、ここに着いた時からワクワク感が急上昇しました。

アテンドは、専門の女性スタッフが担当。笑顔がステキでよくトレーニングされているのが分かります。

コペンやライン工程に関して深い知識を持っていて、時には誰よりもよく知っている!?・・・だそうですよ。これまた驚きでした。

コペンファクトリーのなかへ

残念ながら写真撮影はNGで、ファクトリ―のサイトにも写真はありませんでした。

で、このイラストが”見学コース”。

女性スタッフが丁寧に説明をしてくれて、ゆっくりとひとつづつの工程を見学していきます。

image

出典:ダイハツWebサイト

具体的には、真ん中にあるグレーの通路の左右がラインです。見学はこの通路を行って帰ってくるという順路。

広い通路の真ん中には椅子があって、子供やお年寄りなどへの気配りもバッチリです。

コペンファクトリーの工夫あれこれ

始めの組立ラインでは、ボルト絞めはデジタル式の機器で。絞めた値のデータを保管するんですって。こうすればボルトやネジの締めがゆるい・固いことでの不具合がなく、だれがやっても一定の品質が保てるワケです。

また、必要な部品が積まれている台車は、取り付ける部分の高さに上下。作業効率UPと事故防止の効果がありますよね。なるほど!すごいです!!

この上下する台車を含め、コペンファクトリーには作業員の提案を採用した、いくつもの仕組みがあるそうですよ。

そして、写真の女性ふたりは私が見学に行った時にも作業していました。

52人いるメンバーのなかの紅2点。コペンファクトリーにアサインされることは、とても名誉なことだそうです。彼女たちも誇りをもって毎日作業しているんでしょうね。ステキです。

image

出典:ダイハツWebサイト

あと、ユニフォームと帽子はコペンファクトリー専用のもの。黒のベースに赤のアクセントがきいてますね。専用ユニフォームは先進的なイメージです。

これら専用のユニフォームはお客様へのアピールだけでなく、彼らのプライドをも押し上げているなと感じました。

コペンファクトリ―の感想

全体を通じて”見せる工場”、いや”見せるファクトリ―”に感動しっぱなしの1時間でした。

工場というと殺伐としたイメージがありますが、コペンファクトリーはホワイトが基調。清潔感溢れる中、これは工場というよりショウルーム?いや”ショウファクトリー(Show  Factory)”です。

また、上下する台車を代表とする、作業員目線の工場運営にも感心しきり!

効率アップしようと思うと、そこには費用がかさんだりルールを新しくしたりと、会社には越えるべきハードルがたくさんあるはず。それらをクリアした完成度の高いコペンファクトリーは、まさに”ダイハツの顔”でした。

完成品が並んでいるショウルームも楽しいですが、ファクトリ―で行っている組立てや検査の工程は興味深くて!!

コペン展示車に乗った感想

コペンファクトリーでの高揚した気分のまま、展示車に乗ってみた感じは・・・狭くてシートが低い (*_*; わたしには向かないクルマだと思い知りました。

でもダイハツのファンにはなっちゃいましたね。

最後に、ちょっとだけ残念なことが。コペンファクトリーの見学は有料なんです。しかもコペンオーナーでさえも。これはいかがなものか!と。

コペンファンを作るだけでなく、ダイハツファンを作るためにもここは思い切って無料にするべきでしょう。それが難しければ、少なくてもコペンオーナーからお金をいただくのはどうかと。

クオリティの高いファクトリーですから、なるべく行きやすい環境を作ってほしいと思いますね。多くの人に見てほしいコペンファクトリーでした(^.^)

コペンファクトリー情報

コペンオーナー向け

・参加費用:1グループ3,000円で最大5人まで
・毎月、第2週、第4週の月~金曜日(祝日含む)10:00〜、13:30〜
(土日稼働がある時はどの週もCopen Ownerの見学日になります)

一般向け

・参加費用:ひとり1,000円
・毎月、第1週、第3週、第5週の月~金曜日(祝日含む)10:00〜、13:30〜
<問い合わせ先>
Copen Factory事務局
MAIL : copen_factory@dk.daihatsu.co.jp

スズキ新型カプチーノ復活?アルトワークス、コペン、S660との徹底比較!

スズキ新型カプチーノ復活?アルトワークス、コペン、S660との徹底比較!
スズキのカプチーノは2人乗りの小型オープンスポーツカーとして1998年まで販売されていたクルマ。今回、アルトワークスをベースに20年ぶりの復...

シェアする

フォローする