カローラハッチバック(オーリス)新型(トヨタ)がフルモデルチェンジ!価格、安全性能は?

トヨタのグローバル戦略車のオーリスはヨーロッパをメイン市場に開発された車種。今回、日本仕様のオーリスが新型になりフルモデルチェンジするという情報が入ってきました。どうも名称をオーリス改めカローラハッチバックにするという噂が。2018年度初夏に発売予定の新型カローラハッチバック燃費安全性能はどうなるのか?今入っている情報をお伝えしましょう。

目次

トヨタ オーリスとは?

日本でのオーリスは?

トヨタ オーリスはカローラのハッチバック後継モデルとして、ヨーロッパ市場をターゲットに2006年から販売を開始。昨年2016年度の単年で約14万台の販売実績を誇るほど。(日本では累計で10万台足らず)

ヨーロッパ以外ではオーストラリアでも人気の車種で、世界では存在感がばっちりあるクルマです。

は私はほとんどこのクルマのことを知らなかった・・・そう、残念ながら日本では知名度がほとんどなくて細々と販売している印象です。

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出典:トヨタWebサイト

そして2018年3月、日本のトヨタHPからオーリスが削除されてしまいました。

おそらくフルモデルチェンジ後は元の”カローラハッチバック”として販売される予定だから?

ヨーロッパでのオーリスは?

トヨタのオーリスはヨーロッパで大人気のクルマです。

ヨーロッパでオーリスと競合するのは、例えばフォルクスワーゲンのゴルフ。ドイツの有名なメーカー、車種で日本でも人気がありますね。このフォルクスワーゲンをも脅かす存在が、ヨーロッパでのオーリス。販売も好調です。

ではなぜ、オーリスは売れているのか?これからそれを解き明かしてみたいと思います。

ヨーロッパのクルマ造りは、
1.長距離を走ることが前提
2.直進での安定した走りを重視
3.高速運転を意識した設計

この3つがポイントで、3番目の”高速運転を意識した設計”というのはヨーロッパでは高速道路の最高速度が130㎞。

アウトバーンという3か国(ドイツ、スイス、オーストリア)を行き来する高速道路に至ってはなんと速度は無制限!

日本の最高速度100kmとは違う常識の中で運転するワケで、ヨーロッパでは高速時や長距離運転時の快適性が重要視されているということです。

出典:You Tube

日本のように、信号で止まってまた走る、、、を繰り返したり、狭い道を走ることが多い道路事情とは違うんですよね。クルマに求められていることが正反対って感じです。

この違いをトヨタは徹底的に研究し、そのうえで日本の細やかな技術、例えば乗り心地の良さや静かな走りなどを加える。現地メーカーでは出せない日本のセンスを持ち、もちろんヨーロッパに受け入れられる、素晴らしいいクルマが出来上がったということでしょう。

オーリスは高級感溢れるデザイン

次の写真をご覧ください。このようにデザインと内装はヨーロッパの高級感あるクルマの中でも、引けを取らない仕上りになっているのが分かりますね。

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出典:トヨタWebサイト(UK)

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出典:トヨタWebサイト

オーリスの評判は?

くちコミからオーリスの評判を分析してみましょう。

<良い点>
・売れ筋コンパクトカーの内装とは数ランク上
・ドアを閉めるととても静か
・シートはかなり座りやすい
・写真より実物がかなりカッコいい
・ヒップポイントが低く、十分スポーツタイプ

さすが、ヨーロッパで鍛えられただけあって、内装や静かな走り、またデザインは好評ですね。

<良くない点>
・横と後ろの視界がかなり悪い(高速の合流などは気を付けて)
・値段が高い
・エンジンのパワーが足りない
・ハンドルが軽すぎる

売れていない理由の1番は”値段が高い”かもしれませんね。

因みに、エントリーモデルでオーリスは262万円、プリウスが243万円でその差は20万円。

これは大きいです。

オーリスとプリウスの販売台数の比較は?

ヨーロッパでは大成功のオーリスですが、日本ではなかなか知られていない車種ですね。

昨年2016年にはハイブリッド車を投入。

コマーシャルにはあのプロサッカー選手の本田圭佑を起用し、キャッチコピーは「トヨタが生んだ欧州車」。かなりアグレッシブでカッコいい出来上がりでした。

ただ残念ながら本田圭佑が登場するコマーシャルまで打ったわりには、知名度アップはいまひとつ上がらず。

もちろんプリウスの勢いに追いつけるわけもなく、プリウスの2016年販売台数は約22万5千台に対して、オーリスは1万台に全く手が届かなかったという結果。

残念すぎですね。

本当のところ、走りの感覚はプリウスより上、ハイブリッド感を出さない切れの良さは、知る人ぞ知ると言われています。

そしてヨーロッパではあんなにうけてるんだから、日本でどうにかならないのか、と思うのもわかりますしトヨタだって売りたいと思っているハズです。

オーリス改め新型カローラハッチバックか?

2018年3月30日~開催したニューヨークモーターショーで新型カローラハッチバックを初披露しました。

さらに4月3日にはディザーサイトで正式に!

このカローラハッチバックは同年3月初めにジュネーブ国際オートショーでお目見えした”新型オーリス”とデザインが似ていてほとんど同じ。

〔新型オーリス)

出典:トヨタWebサイト

〔新型カローラハッチバック〕

出典:トヨタWebサイト

この2つのうち、日本で発売されるのは”カローラハッチバック”のようで名称は未発表。

リリースによると”日本でも初夏からトヨタカローラ店を通じて販売開始”となっています。意味深ですね~

次に新型カローラハッチバックのターゲットは?

わたしの意見を書いてみました(^.^)

トヨタが好きでハイブリッド車が欲しい!でもプリウスはデザインが好みではない・・・といったとき、アクアやヴィッツではなく他の選択肢として。

または街中にはプリウスやアクアが多数走っているなか、自分のクルマを見失いたくない、存在感を持っていたい。。。

こういう思いを持つ人たちにはカローラハッチバックを選んでもらえるのではないでしょうか!

そして知名度。

今回オーリスを超ポピュラーな”カローラ”の名称がつく”カローラハッチバック”にすることは良い方向転換だと思います!

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フルモデルチェンジの新型カローラハッチバック(オーリス)のプラットフォームは

新型オーリスにはプラットフォームをプリウスと同じく、TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)の低重心パッケージの採用が有力です。

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出典:トヨタWebサイト

この新プラットフォームのTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)は、低重心による安定感と運転しやすい座りのよさ、静かな走り、また高剛性化と軽量化を実現。

これにより燃費の良さと充実の加速感を生み出しています。

米国仕様のカローラハッチバックのには”TNGAのGA-Cプラットフォーム”を採用。レクサスのコンパクトSUV”UX”にも搭載されます。

日本向けのカローラハッチバックはどうなるのか?楽しみですね。

新型カローラハッチバック(オーリス)のパワートレインと燃費は?

新型カローラハッチバック、ハイブリッドとガソリンモデルは?

まずはハイブリッドから。2Lクラスが米国では販売されます。

ハイブリッド2.0L
・新型直列4気筒直噴エンジン2L「Dynamic Force Engine」
・新型無段変速機(CVT)「Direct Shift-CVT」
・新型6速マニュアルトランスミッション

が設定されています。

国内向け旧オーリスではガソリンモデルは、1.2L、1,5L、1.8Lのラインナップでターボは1.2Lのみ。

なので日本向けガソリンモデルは旧オーリスと同じ1.2L直列4気筒直噴ターボエンジンが残りそうですね

燃費についても発表はありませんが、ハイブリッドは15%ほどの改善で35.0km/ℓになると予想。

あのプリウスの40.8km/ℓには、ほど遠い数値ですが現行車との比較から言うとかなりの躍進ですね。

またガソリン車に関しては、新プラットフォームの恩恵をちょっとだけ受けて現行19.4km/ℓ→20.4km/ℓの予想です。

<ハイブリッド>
駆動方式:FF/AWD(E-Four)
燃費:35km/ℓ(現行は30.4km/ℓ)
<ガソリン>
駆動方式:FF/AWD(All Wheel Drive)
燃費:20.4km/ℓ(現行は19.4km/ℓ)

https://twitter.com/yuki_akiko_/status/980537949803577344

新型カローラハッチバック(オーリス)はディーゼル採用か?

先にも書いているように、パワートレインについてはあまり多くが明かされていないのですが、もしかしたらディーゼル採用?という、かくし球を使ってくるかもしれませんね。

ヨーロッパではディーゼル車は当たり前に走っていますが、トヨタはヨーロッパで頑なにハイブリッドを推進し続けていました。

また、追いうちの様にヨーロッパでは排ガス規制により早ければイギリスの様に2025年にはディーゼル車撤廃。

こうなると、見送りどころか今後の発売も難しくなりましたね。

新型カローラハッチバック(オーリス)の価格は?

新プラットフォームの採用で、燃費が向上しプリウスに少しでも追いつきたいところ。それには価格は大切!

価格も残念ながら情報がありません。

他のハイブリッド車と競合させたいなら現行とさほど変えないはず。。。と予想します。

<新型カローラハッチバック/  現行オーリス >
ハイブリッド:262万円~ / 262万円~
ガソリン1.2L(ターボ):260万円 / 259万円
ガソリン1.5L:180万円~ / 179万円~208万円
ガソリン1.8L:238万円~ / 237万円~246万円

新型カローラハッチバック(オーリス)の安全性能は?

現行オーリスはトヨタ・セーフティ・センスCを搭載です。

ミリ波レーダーと単眼カメラを搭載した、上位性能のトヨタ・セーフティ・センスPより上をいく、第2世代版の採用を米国モデルは発表しています。

この2世代版は2つの異なるレーダーの構成は変わらず。様々な性能アップで進化を遂げているようです。

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出典:トヨタWebサイト

衝突に備えて”プリクラッシュセーフティシステム”

ミリ波レーダーと単眼カメラで前にいるヒトとクルマを検出。

ぶつかりそうだと判断したら、ピピピ・・と警告音が鳴り、デイスプレイでお知らせしてくれます。
ブレーキを踏めた時にはブレーキをサポート、踏めなかった時にはブレーキが自動でかかり衝突回避を支援します。

第2世代版としての進化ポイント
①ミリ波レーダーと単眼カメラの性能アップで検知対象を拡大
夜間歩行者と自転車運転者を検知可能に!

出典:You Tube

夜間の歩行者や自転車も検知できるようになり、進化度合いがすごいですね!

頼もしいです。

道路標識をパネル表示するロードサインアシスト(RSA)

第2世代版としての進化ポイント
②道路標識をカメラが読み取りパネル表示する(制限速度や一時停止、進入禁止、はみ出し禁止)ロードサインアシスト(RSA)

出典:You Tube

同一車線中央走行のレーントレーシングアシスト(LTA)を初採用

第2世代版としての進化ポイント
③ドライバーの運転負担軽くするためレーントレーシングアシスト(LTA)を初めて採用。

レーダークルーズコントロールの機能の”追従走行”にプラス、レーントレーシングアシストで車線内の真ん中を走るようにハンドル操作を支援。カーブもラクラク運転です!

出典:You Tube

車線逸脱を回避”レーンディパーチャーアラート(ステアリング制御付)”

単眼カメラで白線や黄線を認識。また白線がなくても道の両端を認識し、ウインカーを出さずに車線をはみ出る可能性がある場合に、警告音とディスプレイでお知らせ。

車線逸脱を避けれるようにハンドル操作もサポートしてくれます。

出典:You Tube

こちらも画期的!線を読み取る以外に道の端を・・いい感じですね。

オートマチックハイビーム

夜間、ヒトが居るのを早めに認識できるように、ハイビーム、ロービームを自動コントロール。切り忘れ防止にも。

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出典:トヨタWebサイト

前のクルマを追従走行する”レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)”

2つのレーダーで前を走るクルマを認識し、適切な車間距離をとって追従走行。

長時間運転がラクになり、また高速道路の渋滞でも大活躍の機能です。

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出典:トヨタWebサイト

新型カローラハッチバック(オーリス)の発売日は?

既にリリース資料から2018年初夏に発売と発表されています。

6月頃が有力でしょうかね。

新型カローラハッチバック(オーリス)は荷物がたくさんでも安心!

オーリスはこのクラスのなかでも、大きなラゲッジスペース360Lを持つクルマです。

後ろのシートを倒すと写真のようにかなり荷物が積めますね。これからのアウトドアシーンでたくさんの荷物を積んで出かけるのもいいのでは?

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出典:トヨタWebサイト

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出典:トヨタWebサイト

トヨタから便利なバックドアストラップが4,000円ほどで販売されています。

少し高いなと思われる方は、楽天市場とかで検索すれば2,000円までで買えそうです。

まとめ

新型カローラハッチバック(オーリス)の情報をお伝えしました。

ヨーロッパで実力を認められているクルマとあって、とても興味深いですね。プリウスより居住性が良いとの声も聞かれますので関心がより強い私です。

燃費はカタログ値ではプリウスには敵わないようですが、実際に走った時の燃費はどうなるのか?あまり違いが出ないという意見もちらほら。

名称をカローラハッチバックにするとなると、かなりのインパクトで販売増が見込めそうです!

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