トヨタプリウスα(アルファ)新型がフルモデルチェンジで価格、燃費は?プリウスやジェイドとの比較

トヨタプリウスαステーションワゴンミニバンを両方持ちあわせたハイブリッドカー。2011年5月発売から6年が経ち、そろそろフルモデルチェンジのタイミングです。発売日価格燃費はどこまで延びるのか、また4WD(E-four)の採用は?新型プリウスα最新情報を、ライバルのホンダ ジェイドとの比較を交えてお伝えしましょう。

目次

プリウスα(アルファ)とは?

トヨタのプリウスαは、5人乗りのステーションワゴン、7人乗りのミニバンの両方を持つ、ハイブリッドモデルです。名前からもわかるようにプリウスからの派生モデル。

プリウスαはホイールベースをプリウスより80mm長くし、ラゲージや車内空間を大きくしました。この辺りは単にプリウスを大きくしたに留まらないトヨタのやる気度が伝わります。

プリウスから大型化したモデルであっても燃費性能が良いところはキープし、プリウスとは違う走り・乗り心地に仕上げたのがプリウスαです。

プリウスαの口コミや評判は?

それではプリウスαはどんな評価を受けているのか?いくつかのサイトからの情報をまとめてみました。

プリウスαの良い点は?

・7人乗り3列シートとしてはとても燃費が良く、大きさや価格に満足
・価格267万円から購入可能でハイブリッドとしては買い得
・AC100V電源が使えるので家電製品が屋外で利用できて便利
・運転しやすくてラク
・ボディサイズが大きくて、走行に安定感があり安心
・走り出しがよいのでアクセルをあまり踏むことがない 燃費向上にもつながるのかなと思う
・デザインが文句なしにカッコいい
・ワゴン車として優秀だ
・全体的にバランスの良いクルマで気に入った

価格と内容のバランスが良くて満足度が高いモデルなのが伺えますね。

デザインが文句なくカッコいい・・・のコメントは私の好みとは全く違うなぁと思います。それぞれの価値感ですね~

プリウスαの良くない点は?

・スライドドアが無いのは不便
・小さな子供がいる家庭では使い勝手が良くない
・3列目シートは狭くて座りにくい 長時間はしんどい
・車内空間や荷室が狭い
・ミニバンにしては車内が狭くラゲージは小さい
・音が静かすぎて歩行者が気付かない
・シートに着いたホコリが目立つのが気になる
・出だしと登坂にめっぽう弱い
・プレーキが硬めで慣れない
・いい値段がするのに素材が安物っぽい

このサイズになると、スライドドアは確かにあれば便利ですね。

ラゲージの大きさが売りのハズですが、荷室や車内空間の狭さの指摘があります。またどの車種にも言えますが、シート3列目はどうしても窮屈になりがちでプリウスαもしかりですね。

新型プリウスα(アルファ)の特徴について

新型プリウスαについて、今入っている情報をひとつずつご紹介します。

新型プリウスα(アルファ)のパワートレインは?

プリウスのネーミングからもわかるように、構成はハイブリッドモデルオンリーになっています。

ハイブリッドパワートレインは、現行モデルと同様1.8Lエンジンとモーターがセット。

本家のプリウスは2015年12月にフルモデルチェンジして4代目に。

それと連動するとされていますのでハイブリッドシステムはTHSⅡの改良バージョンが採用されるでしょう。

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出典:トヨタWebサイト

モーターで走るときは走り出しや高速走行などでのパワーが必要な時、安定走行時はエンジンでと、いつも効率の良い走りができるよう使い分けての運転になります。

また、減速時などのモーター走行時は同時にバッテリーへの充電も行えます。いくつもの効率化で燃費性能がグンと上がるワケですね。

新型プリウスα(アルファ)の燃費やスペックは?

ベースは新型プリウスとなり、下記のように予想します。

<直列4気筒 DOHC 1.8L+モーター>
最高出力 :98ps/5200rpm
最大トルク :14.5kgm/3600rpm
〔モーター出力〕
最高出力 :72ps
最大トルク :14.5kgm
燃 費:33.8km/ℓ

注目は燃費ですね。新型プリウスが出たときには燃費性能は37.2km/ℓ。プラス6.8km/ℓ、13%も延びました。

よってこの計算でいくと、現行のプリウスαが26.2km/ℓですから予測は33.8km/ℓとなります。かなりいい数字が出そうで期待ができます!

新型プリウスα(アルファ)は4WD(E-Four /電気式4WDシステム)追加?

新型プリウスαには電気式4WDシステムが追加されるという情報があります。これは新型プリウスに新たに搭載されたからに違いありません。

E-Four /電気式4WDシステムとは、前後にモーターをつけることで効率の良い駆動を実現。

普段は走っている状況によって前輪駆動か4輪駆動かを自動で選んでくれる優れものです。

例えば通常運転では走り出しのパワーのいるときには後輪も動かす、悪路(雪道や砂地)などでは自動で4輪駆動にしてくれるなどですね。

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出典:トヨタWebサイト

さらに新型プリウスに搭載されたE-Four は新開発の小型・軽量化タイプのため、車内のスペースにゆとりが出て燃費効率にも貢献しています。

一石二鳥いや、三鳥(笑)くらいの素晴らしいシステムです。

出典:You Tube

新型プリウスα(アルファ)のプラットフォームは?

新型プリウスαのプラットフォームは、トヨタが共通化を進めているTNGA(Toyota New Global Architecture)になります。

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出典:トヨタWebサイト

新型プリウスにも採用された進化したTNGAは、

・軽量化
・低重心化
・静粛性(遮音吸音材の採用)
・高剛性化

について徹底的に追及し、”未来の骨格”として完成させました。

この素晴らしいTNGAが新型プリウスαに搭載されるとなると、さらに力強い走りなることが期待できますね。

新型プリウスα(アルファ)のボデイサイズは?

現行のプリウスが新型になった時はサイズ変更が結構ありました。

全長で80mm、全幅が15mm増で、全高は−20mm。

高さが低くなりその他が大きくなったことで、シャープなボディスタイルに変化しました。

今回の新型プリウスαも同じようにサイズを変更してくると思います。具体的な数字は次の表をご参考に。

新型プリウスα
カッコは旧モデル差
プリウス
全長 4,790mm(+80) 4,540mm
全幅 1,790mm(+15) 1,760mm
全高 1,560mm(−20) 1,470mm
ホイールベース 2,800mm 2,700mm

ホイールベースはプリウスより80mm大きくしたままで、他の部分が大きくなります。

車高は立体駐車場に停めることができる全高1550mmまであと10mm低くすればOK。微妙ですね。

ただ、設計上の10mm違いは大きなことです。車内空間的にもされど10mmですからここは全高1560mmと予想します。

新型プリウスα(アルファ)の安全性能は?

トヨタセーフティセンスは間違いなく搭載です。グレード的にも上位のPで充実した内容を搭載するでしょうね。

トヨタセーフティセンスPは、ミリ波レーダーと単眼カメラの2つの異なる特徴を持つセンサーで、ヒト、クルマ、白線を検知して衝突回避をサポートしてくれます。

プリクラッシュセーフティシステム(歩行者検知機能付衝突回避支援)

前方のヒトとクルマを2つのレーダーで検知。ぶつかりそうになれば警告音とディスプレイ表示でお知らせし、それでもブレーキを踏まなかったらブレーキをかけて衝突を回避。被害の軽減をしてくれるものです。

レーンディパーチャーアラート

ウインカーを出さずに白線を跨ぎそうになると、警告音とディスプレイでお知らせしてくれます。

私のクルマでは結構この機能が作動してしまいます。高速道路などで明らかに後続車がいないとウィンカーを出さずに車線変更する癖があるもので・・

オートマチックハイビーム

自動でハイビームとロービームを切換えし、いち早くヒトなどが見えるように。また、切り替えが自動なので忘れ防止にもなりますね。

レーダークルーズコントロール

単眼カメラとミリ波レーダーの2つのセンサーで、前を走るクルマとの車間距離を保ちながら追従走行します。長時間ドライブなどでは足も疲れないし気持ち的にもラクで便利です。

出典:You Tube

新型プリウスα(アルファ)の発売日と価格は?

現行モデルが6年ほど前からの発売ですから、もうそろそろフルモデルチェンジです。

発表は2018年1月のデトロイトモーターショー、発売は春ごろでしょう。

価格については新旧プリウスでプラス10万円で、今回から投入予定の4WDはFFの20万円プラスの設定。

となると、FFの5人乗りが272万円~、7人乗りが292万円。4WDは5人乗りが292万円~、7人乗りが312万円~の設定になると思います。

新型プリウスα(アルファ)とジェイドとのライバル比較

新型プリウスαと言えはライバルはホンダのジェイド。比較をしてみたいと思います。

新型プリウスα(アルファ)とジェイドのデザインの比較

<プリウスα(現行)>

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出典:トヨタWebサイト

<ジェイド>

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出典:ホンダWebサイト

プリウスαは現行車の写真なので、新型はもう少し細長い感じになります。

ジェイドとはフロントデザイン、ライトのカタチが違うことで印象が違いますね。

私は、、、残念ですがどっちも好きではありません。

出典:You Tube

新型プリウスα(アルファ)とジェイドの燃費、サイズなど比較

次は数字関係を比較した表です。

新型プリウスα ジェイド
最高出力 100ps/5200rpm 96ps/6600rpm
最大トルク 14.5kgm/3600rpm 15.8kgm/4600rpm
モーター 出力 
最高
出力
78ps 29.5ps
最大
トルク
21.0kgm 16.3kgm
燃費 33.8km/ℓ 24.2~25.0km/ℓ
価格 282万円~312万円 272万円~292万円
乗員 5名、7名 6名
サイズ 4,790mm×1,790mm
×1,560mm
4,650mm×1,775mm×
1,530mm

プリウスαは5名乗りの2列シートモデルと、7名乗りの3列シートモデルの2タイプあるのに対し、ジェイドは3列で6名。

中途半端にならず、乗員でモデルを選べるところがプリウスαはいいですね。

ただ、車高が1,530mmのジェイドは立体駐車場OKの高さ。車内が狭くなりますがデザインや燃費など総合してのサイズでしょう。

新型プリウスαは居住性が良く燃費効率が上がれば、このクラスのモデルとして人気が出そうですね。期待しましょう!

プリウスα(アルファ)の中古車情報

プリウスαの中古車情報、売るときと買うときの2つのついて参考になる情報をお伝えしますね。

プリウスα(アルファ)など愛車を売るときは?

プリウスαなら発売して日が浅くしかも人気モデルですから、高値で売れる可能性が高いです。

そしてプリウスαはバッテリー性能が飛躍的に良くなったと言われる3代目プリウスがベース。

ただ、乗り方(バッテリーの扱い)は注意です。

①加速時や発進時にEVのみの走行はしない
長く乗らずの放置状態にしない

これらを守らない場合は、バッテリーに負荷がかかりバッテリー寿命に悪い影響が及びます。

気をつけたいですね。

次に、愛車”プリウスα”を手放すときは、ディラーに引き取ってもらうのがめんどうではないいし、新車購入の値引き交渉にも有利!と思っている方は思い違いですよ。

”ディーラーでは安く見積もられる”、のが実際なので気を付けて!

私の経験上、今乗っているクルマの引取りはネットの一括査定で何社かに見積もりしてもらうのが断然お得です。

私の場合は業者間で10万円の引取り価格差があり、ディーラーが付けた価格よりも20万円高く50万円で売れました。これは実体験で事実なんです!

詳しくはこの記事を参考に!

プリウスα(アルファ)を中古車で買うときもエコカー減税対象!

プリウスαは中古車で買うときも、なんとエコカー減税の対象に。

自動車取得税の減税、初めての車検時の重量税が適応されるようです。詳しくは販売店に確認しましょう!

そしてプリウスαの中古車について、いくつかのWEBサイト情報をまとめてみた得点が次になります。

総合評価4.2点
デザイン:3.8
走行性:4.3
居住性・広さ:4.2
積載性:3.9
運転のしやすさ:4.0
維持費:3.9

総合評価が4点以上ついてますから、満足度が高いクルマと言えますね。

プリウスα(アルファ)を中古車で買うときの注意点は?

WEBサイトなどでチェックする際のポイントは、年式、走行距離、オーナー数、修復歴ですね。特に修復歴は当たって凹んだりしたのは含まれず、骨格に関わる部分を修復や交換したときのみカウントされます。

気に入ったクルマが見つかったら、ぜひとも現物確認と気になるところは店員さんに尋ねてみましょう。

新型プリウスα(アルファ)のまとめ

新型プリウスαの最新情報をお伝えしました。

居住性や燃費重視の方にはうれしいモデルですね。燃費がどこまで延びるかも楽しみです。

次の東京モーターショーでの展開はないようですから、年明けのデトロイトモーターショーにてお披露目されることを期待しています。

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