ハスラーワイドスズキ新型発売で価格や燃費は?現行ハスラーやトールとの違いは?

スズキ軽自動車 SUVクロスオーバータイプハスラー。丸いライト、カラフルな色展開が人気の軽自動車です。今度、ハスラーの兄貴分として”ハスラーワイド”が発売されるとの情報が流れています。2017年末ごろの販売予定の新型ハスラーワイドについて、お伝えしましょう。

スズキの軽自動車ハスラーとは

街でよく見かけるハスラーは、スズキの稼ぎ頭のひとつ。超定番の”ワゴンR”をベースにSUVならではの、車高と大きめのタイヤ、11の色展開で目でも楽しむことができる”遊べる軽”です。

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出典:スズキWebサイト

ハスラーの燃費は?S-エネチャージとアイドリングストップについて

現行ハスラーはスズキの得意とする、”S-エネチャージ”を採用し、モーター機能付きの発電機と、S-エネチャージ車専用のリチウムイオンバッテリーを搭載。

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出典:スズキWebサイト

減速時のエネルギーで発電し充電。その貯めたパワーを1番燃料が必要な時(加速)に利用することで、低燃費を実現しました。

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出典:スズキWebサイト

また、アイドリングストップは13km/h以下でエンジンを止めるという早めの対応。不要なガソリンを使わないようにして低燃費に貢献しています。

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出典:スズキWebサイト

<燃費>
S-エネチャージとアイドリングストップの組み合わせで
2WD:32.0km/ℓ
4WD:27.8km/ℓ

この数字は軽自動車のなかでもトップクラス。しかもSUVということを考えると、相当いい感じで頼もしいですね。

ハスラーの安全装備は?死角をなくす”全方位モニター”

現行ハスラーの安全装備は、衝突の被害を軽減する”デュアルカメラブレーキサポート”と”全方位モニター”でサポートします。

左右にある2つのカメラが、距離や形で”ヒト”か”クルマ”かを認識。ステレオカメラ方式でいろいろな情報をもとに、衝突回避を自動ブレーキで支援。

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出典:スズキWebサイト

前方衝突警報機能・前方衝突警報ブレーキ・前方衝突被害軽減ブレーキアシスト機能

ステレオカメラが前のクルマやヒトを検知し、ぶつかりそうだと警告音とメーター表示でお知らせ。それでもぶつかりそうだと判断したら、弱いブレーキで衝突回避をサポートします。

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さらに、前方衝突警報ブレーキがアどうしているときは、ブレーキを踏むとそれを補助してブレーキ制動力UPを図ります。こうやって衝突回避をサポートしてくれます。

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出典:スズキWebサイト

自動ブレーキ機能

このままではぶつかると判断すると、強いブレーキを自動でかけて衝突回避、被害軽減を図ります。

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出典:スズキWebサイト

以上がハスラーの安全性能です。軽自動車ながらもしっかりと装備されているので安心ですね。

全方位モニターで苦手な駐車もラクラク

前後左右についたカメラでクルマの周りを映してくれます。
例えば、苦手な縦列駐車などもこのカメラがあれば安心だし、バッチリ停めれますね。

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出典:スズキWebサイト

私も縦列駐車は大の苦手。全方位カメラは強い味方です。

ハスラーの人気の秘密は?

スズキのハスラーは2014年からの販売。スズキの思惑以上に人気がでて販売は好調で、ひと月1万台が売れることもあったほど。ハスラーの保有者の声をまとめてみるとこんな感じです。

ハスラーの良いところ

口コミを元にまとめてみました。

<良いところ>
・見た目がオシャレで可愛い、他の軽自動車にはないタイプ
・目線が高いので見やすい
・色が目移りするほどたくさんあるのでうれしい 色がかぶりにくい

色については本当にたくさんあって楽しいですね。
全部で11色から選べますから、他人と色がかぶりにくくて良い!という口コミはなるほどです。

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出典:スズキWebサイト

赤色と白色のハスラーが近所の駐車場にいます。可愛いくて何より発色がすごくいいので思わずじっと見てしまう私です。

ほかの車種ではあまり見かけない2色の写真を載せますね。ビビットな色なので、これからのアウトドアシーンに映えます。

◆キャンディピンクメタリック ホワイト2トーンルーフ

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◆サマーブルーメタリック ホワイト2トーンルーフ

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出典:スズキWebサイト

<良いところのつづき>
・内装が可愛い

なるほど、ボディの色と合わせて室内がカラフルになっています。またシートのパイピングが憎いですね。

自分の好きな色に囲まれて運転すると、気持ちがアップするし運転がもっと楽しくなりそうです。

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出典:スズキWebサイト

良くないところ

次に悪いところとしての口コミです。こっちの方が参考になるかもしれませんね。

<良くないところ>
・乗り心地が悪い

これはタイヤの空気圧が高め設定なのが原因のひとつといわれています。標準は2.0~2.5程度が、実測すると2.8だったという声も。
空気圧が高いとタイヤのクッション性が悪くなり乗り心地にも影響します。気になる方はスタンドでちょっと空気圧を見るのもいいかもしれません。

<良くないところつづき>
・走っているときの騒音が大きい気がする
・軽自動車としてはちょっと割高

例えば良く売れている”G”だと2WDは127万円~、4WDは128万円~。
ワゴンRは108万円~、アルトは85万円~ですから、1割から2割、ハスラーが割高になっています。

軽自動車ではあまりないクロスオーバーSUV、15インチのホイールを標準装備、デザイン性が高い、色展開が豊富など、他メーカーや車種との違いをだすための工夫がふんだんです。そこに投資しているので1~2割ほど割高なのでしょう。

他の人が乗っていないクルマに乗りたい、ハスラーが気に入った!という人には少々の割高は受け入れてもらえると思います。

<良くないところつづき>
・燃費が思うほど良くない

燃費は重量にも関係しているかもしれません。
例えばミライースやアルトは650㎏、ワゴンRが790㎏となっていて、ハスラーはFFの1番軽いタイプが800㎏。SUVですから少し重いのは仕方ないと。

<良くないところつづき>
・ラゲッジが狭い

こんな感じで現行ハスラーには賛否両論があります。
少々割高でも軽自動車のSUVとしての人気があるので販売も好調なのでしょう。私も好きなタイプのクルマです。

出典:You Tube

新型ハスラーワイドについて

現行ハスラーのご紹介をしました。このハスラーをひと回り大きくして、コンパクトカーにした”ハスラーワイド”が販売予定と噂されています。

・ワゴンR→ワゴンRワイド(1.0L)
・ジムニー→ジムニーワイド(1.3L)
に発展したように、
・ハスラー→ハスラーワイド(1.0L)

にという図式にあてはまります。スズキにしたら自然な流れなのでしょう。

ハスラーワイド誕生は自動車税が関係する?

人気のハスラーをコンパクトカーにして販売するのは、自動車税に関係するという話もあるようです。

<軽自動車税>
・4月1日時点で軽自動車を所有
・登録している市町村に支払う税金

この軽自動車税が2年前の2015年から値上がりし、7,200円→10,800円になりました。実に1.5倍になり3,600円の値上がり。これは大きいです。

<自動車税>
こちらは都道府県に支払う税金です。
総排気量あたり、
・1L以下:29,500円
・1L超~1.5L:34,500円
・1.5L超~2L:39,500円・・・

このように軽自動車税が10,800円、1L以下の自動車税は29,500円です。
まだまだ軽自動車は税金面で
お得で車庫証明も不要ですから、手軽さは十分残っています。

新型ハスラーワイドのプラットフォームは?

新型はコンパクトカーのプラットフォームを使うのが自然かなと。現行ハスラーとの違いを出せるのでより良いと思います。

となると新型スイフトに採用された”新プラットフォームフォームの”HEARTECT(ハーテクト)”になるでしょう。

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出典:スズキWebサイト

ハーテクトは部品や、その他構造に至るまでの配置をすべて見直すことで、骨格を理想形に変更。軽量化と高剛性を実現した最新のプラットフォームです。

広い室内空間と荷室が確保できていますので、現行ハスラーでラゲッジが狭いという不満も解消できます。

また、軽いボディにより燃費にも好影響ですね。

新型ハスラーワイドのエンジンと燃費は?

新型ハスラーワイドにはエンジンは総排気量1.0Lの新型を、またハイブリッドシステムは、S-エネチャージ名称改め、マイルドハイブリッドの採用は間違いないところです。

エンジンはどうなる?

新型ハスラーワイドは、イグニスやスイフトが総排気量1.2Lなので、スキマを狙いそれよりもコンパクトな1.0Lだと思われます。

これは自動車税にもひびき、1.0Lなら29,500円、1.2Lになると5千円高く34,500円になりますから、1.0Lは間違いないでしょう。

<マイルドハイブリッドのデュアルジェットエンジン1.0L>

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<ガソリンタイプ ブースタージェットエンジン>

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出典:スズキWebサイト

燃費について

燃費については、新型プラットフォーム”ハーテクト”や、マイルドハイブリッド(現行ハスラーに搭載のSエネチャージと同性能)の採用でどう変化するでしょうか?
スズキの中で新型ハスラーワイド、スイフト、ワゴンRがコンパクトカーに進化したソリオの3車種で比べてみましょう。

<ハイブリッドタイプ>

ハスラー
ワイド
スイフト ソリオ
燃費  33.0km/ℓ 25.4~27.4km/ℓ 32.0km/ℓ
排気量 1.0L 1.242L 1.242L

新型ハスラーワイドの燃費はソリオの32.0km/ℓを目標にし、インパクトを出すなら33.0km/ℓ以上は欲しいところです。

また、排気量もスイフトとソリオが1.2Lですし、自動車税を意識して、新型ハスラーワイドは1.0Lになるでしょう。

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ライバル車のダイハツトールとの比較

では、ライバルのダイハツトールや現行ハスラーとの違いをFFタイプで見ましょう。
トールはガソリン車のみの販売。それ以外はマイルドハイブリッド車(=S-エネチャージ)での比較です。

ハスラー
ワイド
トール ソリオ ハスラー
燃費 33km/ℓ 21.8~24.6km/ℓ 32km/ℓ 27.8~
32.0km/ℓ
価格 150万円~
200万円
146万円~
196万円
169万円~
196万円
107万円~
154万円
排気量 1.0L 0.996L 1.242L 0.658L
外寸 3.700/
1.680/
1.730
3.700/
1.680/
1.735
3.710/
1.625/
1.745
3.395/
1.475/
1.665

燃費はマイルドハイブリッドのおかげで新型ハスラーワイドが良いですね。
また、コンパクトタイプSUVを手軽な価格でと考えている人は、200万円ほどの価格は魅力的です。

デザインは現行車と変わりないと想定しますので、好みが出てきそうです。
私は手軽なSUVとしてまたデザインも気に入ってますので、新型ハスラーワイドはターゲットになりますよ。

<上:現行ハスラー 下:トール>

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出典:スズキWebサイト

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出典:ダイハツWebサイト

<上:現行ハスラー 下:ダイハツ トール>

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出典:スズキWebサイト

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出典:ダイハツWebサイト

新型ハスラーワイドの安全性能は?

現行ハスラーの安全性能は、かなり充実しています。

衝突を防ぐお手伝いをしてくれる”デュアルカメラブレーキサポート”と、死角をなくして安心して運転できる”全方位モニター” この2つが引き継がれます。

新型ハスラーワイドの発売時期は?

新型ハスラーワイドは2017年末には発売予定です。

ただし、ターゲット層が違うスズキ ジムニーも同時期にフルモデルチェンジを予定しています。

まったく同じタイミングで販売スタートはないので、例えば新型ハスラーワイドが2017年12月発売、新型ジムニーが2018年2月とかになるかもしれませんね。

新型ハスラーワイドで海遊びなどにおススメのポップアップテント

これからのシーズン、海や川、山のアウトドアが楽しいですね。テントがあるととても便利です。最近は女性でもカンタンに組み立てることができる、コンパクトなタイプもあります。

写真のタイプで5.000円程度で、日影が恋しくなる季節に重宝しそうです。

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まとめ

新型ハスラーワイドの紹介をしました。
人気車種だけに軽自動車からコンパクトカーへの展開はとても良い視点だと思います。

現行ハスラーには、室内空間や走りに対して口コミではあまり不満は聞こえませんでした。ただそれは軽自動車だからこんなもんかな・・というところがあるでしょう。

新型ハスラーワイドになれば、室内空間や荷室が広くなり、走りにも余裕が出ます。
今まで軽自動車を購入対象にしていなかった人たちや、ハスラーとは違う層のお客さんも注目するでしょう。

私もSUVにはとても興味があるので、新型ハスラーワイドのデビューが待ち遠しいです。

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