三菱新型デリカD:5フルモデルチェンジでPHVE採用か?最新情報とアウトランダーPHEVと比較

三菱の一押しミニバンSUVデリカD:5は居住性の良さと、悪路突破力が大好評。2007年に発売されて10年。そろそろフルモデルチェンジのタイミングに来ていますが、その前にビッグマイナーチェンジの可能性があり、ほぼ確実のようです。2018年12月20日に発表、2019年1月から発売開始予想。燃費性能がどの程度上がるのか?デザインはどうなるのか?など、デリカD:5 のビッグマイナーチェンジについて最新情報をお伝えします。

デリカD:5とは?

三菱の4WD技術の高さがうかがえるモデルと言えば、パジェロとデリカD:5。

昨今の燃費不正問題で信用がた落ちの三菱は、デリカD:5とパジェロの販売については、提携した日産の勇断でなんとか継続が決まったという状況です。

デリカD:5やパジェロのファンはほっとしたことでしょう。私も同じ心境で特にパジェロはぜひ残してほしかったモデルです。

デリカD:5の特徴と言えば、なんといっても悪路突破性と居住性の良さ。SUVならではの走りに加え、3列シートの2,3列目が狭くない!と評判が良いですね。居住性重視派の私はとても魅力に感じます。

三菱の技術 四輪駆動と電動技術

三菱の四輪駆動は有名ですが、EV・PHEVの電動技術についても三菱は力をいれています。

電動技術といえばアウトドアレジャーに加えて防災や災害にも活躍。

さらに、ヨーロッパが掲げたガソリン車、ディーゼル車の廃止は、各モデルのEV、PHEV化を加速させることは間違いないでしょう。その先端を行く三菱にはぜにとも頑張ってほしいですね。

デリカD:5の口コミや評判は?

それではデリカD:5のオーナーさんたちはどのように評価しているでしょうか?口コミをご紹介しましょう。

デリカD:5の良いところは?

・2列目、3列目のシートの足元は広さが十分で窮屈さはない
・車内全体が広いし車中泊が余裕でできる
・悪路の突破性、安定性がすばらしい
・FF、4WDオート、4WDロックと走行モードを切り変えることでの走りで降雪や山道もびくともせず頼もしい
・ディーゼルエンジンの高速道路での走行は意外に伸びがあった
・砂浜まで入っていけるのでサーファーには便利
・低速域から力強く加速するのは楽しく走れる
・エンジンと頑丈なつくりに惚れた
・ミニバンの中ではマッチョでガタイが家族を守ってくれるという点で1番
・たくさんの荷物が積めて積載性が高く、シートアレンジも自由自在
・本格的な4輪駆動車、ミニバンではデリカが総合的に良い
・思ったより揺れ感はない
・標準装備が充実していてオプションは不要だった
・長距離運転がラク
・子供3人を載せるのでスライドドアが便利

予想どうりですね~♪

悪路でもぐいぐい走るところや、車内の広さが好評です。その陰に隠れていたスライドドアの便利さもしっかり評価されていました。

デリカD:5の良くない点は?

・燃費はカタログ値 クリーンディーゼルで13.6km/ℓだが、街乗りだと5~6km/ℓしか出ないのは効率悪すぎ
・総合的に考えて価格が高い
・燃費が気になりディーゼルを購入 本体の価格差が 70万がガソリンと軽油のコスト差ではpayできず、結局はガソリン車がお得
・車高があり、乗り降りが不便
・後方の視野が悪い。駐車時に不便
・内装はいまいち
・トラックのようなエンジン音に慣れずうるさい

ディーゼル車とガソリン車の価格差の70万円は大きすぎますね。ガソリンと軽油の価格差は20円くらいですから。

あと、車高が高すぎることでの不便さはよくわかります。眺めは良くていいんですけどね。

私も愛車(SUV)を買うとき、ここが大きなポイントでした。

腰より少し下に座面があって屈むことなくすっと乗れるのがベスト。実物でのチェックポイントの第1番目でした(笑)

デリカD:5はステップに足をかけてグッと乗りこむ感じですね。そうなると体への負担がありますから高齢者や小さな子供には危ないです。

新型デリカD:5とは?

三菱自動車のSUVミニバンであるデリカD:5は、発売から10年ほどの間になんと10回以上のマイナーチェンジ。

これは一般的にモデルチェンジが数年に1回に対して、平均すると半年弱に1回という激変わり!?頻度が高いですね~。

三菱がこれほど手をかけるだけあり、名実ともに人気であり総力をあげたモデルだとわかります。

お見事です!

そして、2018年にはフルモデルチェンジだと噂されていましたが、どうやらビッグマイナーチェンジを1度入れるようです。

出典:You Tube

デリカD:5はフルモデルチェンジ後はデリカD:6に?

現行のデリカD:5は単純にデリカシリーズの5代目という名付け方ですね。

因みにデリカ:D5の前は”DELICAスペースギア”という名称。

となるとフルモデルチェンジ後はデリカ6代目なので、単純に”デリカD:6”になるのか?と想定されます。

ただし、燃費不正問題で三菱のクルマは信用がた落ち。ならば名称を新しくするのも良いかもしれませんね。

例えば、デリカの名称由来の”Delivery Car”(”DELICA(デリカ))をもじるのも良いですが、デリカファンには”DELICA”を残してほしいでしょうね。

順当に”デリカD:6”に落ち着くのが良いなと思っています。

新型デリカD:5のパワートレインは?

**エンジンについて**

現行モデルは、ガソリンエンジン4WD/2WDと、2.2Lコモンレール式DI-Dクリーンディーゼルエンジン4WD。

新型デリカD:5は、クリーンディーゼルに絞るという予想がありましたが、アウトランダーに採用しているプラグインハイブリッド(PHEV)を導入という噂が流れています。

現行モデルの燃費効率は13.0km/ℓとこのガタイにすれば悪くはありませんが、ヨーロッパのガソリン車、ディーゼル車の販売禁止措置を考えてPHEVへの移行はあり得る話です。

ヨーロッパからガソリン車、ディーゼル車の販売がなくなるのは、早い国で2025年には。おおよそは2040年までには廃止のようです。

未だ先の話しに聞こえますが、フルモデルチェンジのスパンが長いモデルであれば、次のフルモデルチェンジのタイミングで考えるべきですよね。

もちろんすでに三菱ではアウトランダーPHEVがあるワケですから、新型デリカD:5への投入も折り込みずみでしょう。

新型D:5のエンジンは未だ発表がなく、参考に現行のエンジンは次のとおり。

<2.4L MIVEC ガソリンエンジン>

<クリーンディーゼルエンジン>

出典:三菱Webサイト

現行の2.4Lのガソリンエンジンタイプは燃費性能 10.6km/ℓ。

新型D:5でもほぼ同じ性能だと予想されます。

一方のクリーンディーゼルタイプは、低回転時は力強くて、加速はスムーズに高回転までもっていくエンジンで、現行で燃費性能は13.0km/ℓ。

こちらは最高出力がパワーアップされ、148PSから160PS越えの噂も出ています。

**デリカD:5はPHEVを採用するのか?**

では、新型デリカD:5がプラグインハイブリッドになればどの程度の燃費になるのでしょうか?

アウトランダーPHEVでは充電電力では60.2~60.8km/ℓと驚異の燃費性能を叩き出しています。

この性能がデリカD:6に展開されるとどうなるのか?

燃費に大きく影響する車両重量は、現行モデルのデリカD:5がおおよそ1800㎏でボデイサイズが4730×1795×1870。それに対しアウトランダーPHEVは約1900㎏、4695×1800×1710。

重さはデリカD:5が軽く燃費には有利ですが、風抵抗などはボデイサイズが大きいデリカD:5が分は悪い。

となると、燃費性能を比べるのが難しいところですが、新型デリカD:5にPHEVが採用となれば、アウトランダーPHEVと同程度の燃費性能60.0km/ℓを出せる可能性は高いと思います。

MITSUBISHI GT-PHEV Concept

新型デリカD:5を予想するにあたって参考になるのは2017年4月上海国際モーターショーでお披露目されたクロスオーバーSUVのコンセプトカー”MITSUBISHI GT-PHEV Concept”。

三菱独自、また画期的なトリプルモーター方式のPHEVシステムが搭載されています。

大容量かつ高性能バッテリーと小型でありながら高出力ができるモーターは、次世代のEVシステムそのものですね。

EVでの走行距離は120km、総走行距離に至っては1,200km以上。

充電を気にすることなく長距離ドライブを楽しむことができるようです。

<MITSUBISHI GT-PHEV Concept>

image

image

出典:三菱Webサイト

**駆動方式について**

現行デリカD:5は、ガソリン車の駆動方式は2WDと4WD。

新型はどうでしょうか?

現行車 4WDに採用している三菱独自の思想であるAWC(オールホイールコントロール)の進化版”S-AWC(スーパーオールホイールコントロール)”のラインナップでOKと判断したら、4WDだけになるでしょう

すでにアウトランダーガソリン車で採用の実績もあるので頷けるところです。

**S-AWC(オールホイールコントロール)とは?**

①4つの車輪の設置荷重をコントロール
②4輪駆動/制動力配分コントロール
③4輪スリップコントロール

S-AWCはこれら3つを高い次元で実現することを目標にし、タイヤ能力の最大限発揮と操縦の安定性を目指したものです。

image

出典:三菱Webサイト

通常は燃費性能がよい2WDで、4WDでは滑りやすい路面で「AWC ECO」、4輪の駆動力・制御力をコントールする「NORMAL」、雪道などの滑りやすい路面は「SNOW」、4WDの走破性を発揮する「LOCK」の4モードが設定されています。

また、環状骨格構造のしっかりした造りと相まって、新型デリカD:5の独自の走行性能を引き出します。

新型デリカD:5のプラットフォームは?

日産によると、日産と日産傘下の三菱は2019年ごろに”プラットフォーム”の共有化を図ることを2013年に正式発表。

共通プラットフォームは、1つのセグメントまたは複数セグメントをカバーするとか。

ちょっと心配なのは、同時にリスクも共有するということ。

三菱の燃費不正問題のような事件を起こすと、日産、ルノーにもその影響が及びかねません。

共通プラットフォームは部品流用でのスケールメリットでのコストダウンなどから、競争力と相乗効果の両方をねらった新たな取り組みとなります。

よって主力である新型デリカに採用される可能性が大いにあるワケですが、ビッグマイナーチェンジのこのタイミングではおあずけかと思います。

チャンスはフルモデルチェンジの時。

2013年時点のリリースでは、日産モデルは2020年までに3モデル(海外モデルのローグ、キャシュカイ、国内のエクストレイル)が対象とも発表しています。

案外デリカD:6は外れるかもしれませんね。

また、今度新しく発売される「エクリプス クロス」に採用される”アウトランダー”のプラットフォームを流用か?とも言われていますが、未だ正式な発表はありません。

現在、日産とルノーが採用している設計手法”コモンモジュールファミリー(CMF)”を発展させる可能性も。

新型デリカD:5のデザインは?

三菱のフェイスデザインのコンセプト”ダイナミックシールド”。”ヒトとクルマを守るカタチ”と”性能を表すカタチ”から写真の様に表現されています。

image

出典:三菱Webサイト

このダイナミックシールドは引き続き、新型デリカD:5にも採用。

パッと見れば、三菱のクルマだなと分かるフロントマスクは、強さや頼もしさが表れています。

新型デリカD:5の安全性能は?

現行は、いわゆる予防安全の性能は搭載がなくて。

三菱のe-Assistが搭載される可能性は大いにあります。

フル装備されれば、他のメーカーと同じような安全性能が確保されますが、これも公式発表がなくて詳しい情報がありません。

<e-Assist>

  • 衝突被害軽減ブレーキシステム
  • 低車速域衝突被害軽減ブレーキシステム
  • 車線逸脱警報システム
  • レーダークルーズコントロールシステム
  • 誤発進抑制機能
  • 誤発進抑制機能(前進&後退時)

新型デリカD:5の発売時期と価格は?

フルモデルチェンジが期待されていましたが、その前にビッグマイナーチェンジを2019年1月販売スタートで。

価格は、現行デリカD:5がガソリンモデルは240万円~340万円、クリーンディーゼルエンジンが353万円~429万円。

新型D:5はガソリンモデルが200万円台後半~、クリーンディーゼルエンジンは360万円~、新しく参入するPHEVモデルは400万円前半と想定します。

デリカD:5の中古車情報

現行モデルのデリカD:5が気になっていた人は、中古車を一度検討するのも良いかもしれません。

現在の市場はディーゼルに人気が集まっているようですよ。ガソリンモデルから試しにディーゼルに乗ってみたい人にも、クルマの状態と価格のバランスが良ければおススメですね。

とあるサイトでのデリカD:5の評価を参考に、WEBでチェックしてはいかがでしょうか?

・平均価格:208.5万円
・価格帯:29.9万円~536.3 万円
・総合評価4.0点
・デザイン:3.8
・走行性:3.9
・居住性:4.1
・積載性:4.2
・運転のしやすさ:3.8
・維持費:3.2

長く発売をしているデリカD:5です。年式、走行距離、オーナーの数、修理履歴など必ず確認してくださいね。

あと、修理履歴についてちょっと気を付けてほしいこと。履歴は大きな修理しかカウントされないのが通例だそうです。凹んだので修理したとかは省かれて、カウントされるのは骨格やエンジンにまつわる大がかりな修理だけ。

気になる中古車があれば担当者に数字に表れていない修理履歴を確認するのが良いと思います。ご参考まで!

参考:私が実際に中古車査定した実体験

〔車買取〕査定を少しでも高くするには?クルマを買うときのお得情報と無料サイトの利用方法

新型デリカD:5のまとめ

新型デリカD:6についてご紹介しました。息の長いモデルですが、半年ごとに行われているマイナーチェンジの多さにはびっくりですね。

これではいつ買えばよいか迷ってしまいます (笑)

思いついた時がクルマの買い替え時ということでしょう。

デリカは初代から50年近く続いているモデル。ここ数年は販売台数は年間1万台をやっと超す程度ですが、新型になればまた注目を浴びるでしょう。

新しいモデルに期待しましょう!

シェアする

フォローする