スペーシア新型(スズキ) フルモデルチェンジで価格競争は?タント、N-BOX徹底比較!

新型スペーシアが2013年の新発売以来、初めてのフルモデルチェンジ2018年に行うようです。スズキのスペーシアは広い室内空間で人気の軽トールワゴン。フルモデルチェンジで燃費安全性能はどうなるのか?タントやN-BOXとの違いを交え、新型スペーシアの情報をお伝えしましょう。

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スペーシアとは?

スペーシアは元々、2008年から販売していた”パレット”の後継機種として発売された車種。2013年から名前や室内寸法を変えて軽量化を行うことで燃費をすこぶる良くし、新型スペーシアとして販売を開始しました。

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出典:スズキWebサイト

スペーシアの語源は英語の空間を表す”Space”からきているようで、広い室内、スペースを連想してもらえるようにと名付けられたそうです。その意図通りスペーシアはスズキの軽スーパートールワゴンとして人気の車種になりました。

最近では、ホンダN-BOX、ダイハツのタントとスペーシアは3大スーパートールワゴンとして戦っていますが、残念ながらスペーシアの販売は今一つ伸びていないようです。

スズキは今回、新型スペーシアになって巻き返しを図りたいところでしょう。

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スズキ スペーシアとマツダ フレアワゴン

スペーシアとよく似た顔を持つ、マツダのフレアワゴン。こちらはスズキがマツダにOEMしている兄弟車。

OEMとはほかのメーカーの製品を、自社ブランドとして販売することです。

このOEMによってスズキは自社製品をマツダの宣伝網や労力を持って売ってもらえるというメリットがあり、マツダはスズキの完成品を自社ブランドで売ることで、製品開発に費やす時間やコストを大幅にカットできる。双方に利用価値があるWinWinの関係なんですね。

次の写真でうりふたつの顔が確認できます。フロントグリル上のロゴマークが違うだけで、見た目は全く変わりありません。

<スズキ スペーシア>

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出典:スズキWebサイト

<マツダ フレアワゴン>

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出典:マツダWebサイト

私は今回はじめて、マツダのフレアワゴンの名前を耳にしました。それもそのはず、販売台数でいくとスペーシアが月間7500台に対して、フレアワゴンは620台と1割に届かないほど少ない。

こうまでしてマツダがOEMするのは、軽自動車のラインナップをそろえる為の策なのでしょう。マツダの顧客から2台目のクルマとして軽自動車のリクエストがあれば、対応可能となるワケですからね。苦肉の策ってとこだと思います。

スズキとしてもスペーシアと同じ顔を持つクルマが街中を走ることは悪くないことですね。

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新型スペーシアのプラットフォームや燃費は?

現行のスペーシアは、2015年5月のマイナーチェンジから販売が続いているタイプ。今回のフルモデルチェンジではどんなところが変わるのでしょうか?

プラットフォームについて

新型スペーシアには、ワゴンRやアルトで採用した次世代プラットフォーム”HEARTECT-ハーテクト”が投入される予定です。

”HEARTECT-ハーテクト”はクルマの構造、部品の配置に至るまですべてを見直し、基本性能向上と軽量化という2大ポイントを同時に達成しました。

この新しい骨格の”HEARTECT-ハーテクト”が採用されることで元々ライバル車よりずいぶん軽量だったスペーシアはさらに軽くなる予想。現行車の重量が840㎏に対して800㎏を割り込む可能性も出てきました。

軽量化は燃費と走りに大きく関連しますので期待大ですね。

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<”HEARTECT-ハーテクト”の構造>

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出典:スズキWebサイト

燃費について

現行スペーシアには、全グレード対象にS-エネチャージ(=マイルドハイブリッド)を標準装備しています。

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出典:スズキWebサイト

スズキの得意とする燃費向上策がこのS-エネチャージ(=マイルドハイブリッド)です。

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S-エネチャージ(=マイルドハイブリッド)とは、
1.減速するときのエネルギを発電と充電に充てる
2.アイドリングウトップは早めの13.0km/h以下でエンジンストップ

例えばダイハツの”新エコアイドル”では作動速度は9km/hです。スズキの場合は13.0km/h以下の早めの作動でさらに燃費向上にひと役買っているワケです。

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出典:スズキWebサイト

つづき、
3.発進時の一番燃料消費が大きい時に、エンジンアシストで燃費を抑える

これらの工夫で燃費が大幅にアップしているワケですね。

燃費は現行車で32.0km/ℓ。これはトップクラスで、ライバルのN-BOXは25.6km/ℓ、タントは28.0km/ℓですからこの辺りは十分に競り勝っています。

今回の新型スペーシアでは新プラットフォーム採用によるボデイの軽量化などで、燃費はさらにアップして目標35km/ℓ。アルトの37.0km/ℓを目指したいところですが、今回は届かないと思います。

出典:スズキWebサイト

新型スペーシアの安全性能は?

最近の軽自動車は安全性能も充実したタイプが多く発売されていますね。スペーシアはどうでしょうか?

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ヒトとクルマの両方に作動する衝突被害軽減ブレーキ

スペーシアは軽自動車では初の”デュアルカメラブレーキサポート=単眼カメラとミリ波レーダー2つレーダー搭載”。衝突被害軽減ブレーキを採用しています。

これはヒトとクルマの両方を検知するので画期的ですね。2つの違う種類のレーダーを搭載することで、検知精度があがり安心度が増してイイ感じです。

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出典:スズキWebサイト

<前方衝突警報機能と前方衝突警報ブレーキ、前方衝突被害軽減ブレーキアシスト>

クルマやヒトと衝突の可能性があると判断したら、警告音とメータ内表示でお知らせ。それでもぶつかる可能性が高くなると、弱いブレーキが作動。そのうえで強いブレーキをドライバーが踏めばブレーキアシストが働きサポートします。

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出典:スズキWebサイト

<自動ブレーキ>

最終手段として、ぶつかってしまうと判断したら自動で強くブレーキをかける。回避と被害軽減をサポートします。

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出典:スズキWebサイト

誤発進抑制機能

強くアクセルを踏むと、前にある霜害物を認識して警告音とメーター内表示で警告し、発進をも抑えてくれます。

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出典:スズキWebサイト

車線逸脱警報機能

白線を検知して車線をはみだしそうになると、警告音とメーター内表示でドラーバーに注意喚起します。居眠り運転には効果的かもしれません。

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出典:スズキWebサイト

ふらつき警報機能

車線逸脱警報機能と少し似ていますが、運転者の”くせ”をもとにクルマの走りがふらつきと判断したら警告音とメーター内表示でおしらせします。

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出典:スズキWebサイト

先行車発進お知らせ機能

信号などでとまっているとき、前のクルマが発進し4m以上離れると前のクルマが発進したことをお知らせ。

メールチェックして信号が変わったことに気づかない場合などに便利ですね。

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出典:スズキWebサイト

以上が、現行車に搭載されている安全機能です。残念ながらこのすべてがメーカーオプションとなっています。

今回のフルモデルチェンジで”衝突被害軽減ブレーキ”が全車標準装備となれば、ライバル車との差別化が図れそうです。期待したいですね!

新型スペーシアとタント、N-BOXの比較

スペーシアのライバルと言えば、タント、N-BOXが挙げられます。

販売台数ではこのライバル2車種には追いつけていないスペーシアです。どのあたりに違いがあるのでしょうか?

出典:You Tube

価格、燃費、重量、寸法について

3車種の違いを表にしてみました。

スペーシア タント N-BOX
価格 128万円 122万円 120万円
燃費 35.0km/ℓ 28.0km/ℓ 25.6km/ℓ
重量 800㎏ 920kg 950㎏
外寸

3,395
1,475
1,735

3,395
1,475
1,750
3,395
1,475
1,780
内寸 2,215
1,320
1,375
2,200
1,350
1,365
2,180
1,350
1,400

さすがS-エネチャージを搭載しているスペーシアが燃費はダントツでよいですね。重量も軽いので走りが軽快で楽しくなりそうです。

ただし、価格面ではスペーシアは遅れをとっています。ここが課題でしょう。

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安全性能

安全性能は、最近のクルマには欠かせない機能になっています。

スペーシアとN-BOXはメーカーオプションで自動ブレーキシステムを搭載できますが、タントは用意が無いようです。

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スペーシア タント N-BOX
自動ブレーキ メーカーOP × メーカーOP
車線逸脱 × ×
ふらつき警報 × ×

さらに、スぺーシアにはメーカーオプションですが、誤って発進することでの衝突を回避する”誤発進抑制機能”と、白線をはみだしたりふらついたりすることでの危険回避を促す”車線逸脱警報機能””ふらつき警報機能”を選ぶこともできます。

このあたりの安全性能はオプションながらも、必要と思う人には選択肢としてあることはうれしいですね。

よってスペーシアに軍配です!

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デザインとコックピット

写真で比較するとスペーシアとタントはフロントがやさしい顔立ちです。女性やママ層がターゲットだというのはうなづけますし、私も選ぶならN-BOXは男性的な感じがするのでちょっとかなと思います。

<スペーシア>

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出典:スズキWebサイト

<タント>

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出典:ダイハツWebサイト

<N-BOX>

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出典:ホンダWebサイト

ではコックピットはどうでしょうか。

メータがタントだけ中央の高い位置にあります。目線的にはこの高さがいいでしょうね。見やすいと思います。

あと、シフトレバーはみな同じでハンドルのすぐ左です。そのために、ほかのボタン類がシフトレバーをまたいだ左に位置しています。運転席から少し遠くなってしまい、操作性はどうなのでしょうか?慣れれば大丈夫なのかもしれませんが、ちょっと気になりました。

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<スペーシア>

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出典:スズキWebサイト

<タント>

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出典:ダイハツWebサイト

<N-BOX>

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出典:ホンダWebサイト

スライドドア

軽トールワゴンで外せないのはスライドドア。スペーシア、タント、N-BOXはもちろん左側は標準装備し、右側はクラスにより標準装備またはメーカーオプションになります。

スペーシアについて特筆するのは、スライドの振り出し幅が150mmと軽トールワゴンでは一番出っ張らないことです。

ユーザーの声から、スライドドアは1度乗ったら離せなくなる機能でとても便利。乗り換えの時もスライドドア必須で探すようなので、各メーカー同じスライドドアでも特色をだしています。

例えばタント。スライドドアを開けたときの開口部は、ピラーがないので助手席とリアが全部開く感じになります。その場合は開口部は1490mm。

一見、広く開くのは便利かなと思いますが、実際は横のスペースが狭い場所での乗り降りでスライドドアが活躍。この時が最も便利だと思えるなら、さほどポイントは高くないのかもしれません。

全部開くとよいけど、必ずほしい!とまではいかない気がします。

スペーシア タント N-BOX
開口寸法 640mm 605mm
(1490mm)
640mm

リアステップ

リアステップも各車、違いが出ています。

スペーシアは一番低くて340mm。タントが370mm、N-BOXは380mm。

この30~40mmの違いは大きいですね。子供やお年寄りの乗り降りがラクになるうれしい高さです。

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<スペーシア>

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出典:スズキWebサイト

新型スペーシアでドライブにはロールサンシェードが活躍!

最近、ますます日差しが強くなってきましたね。6月が1番紫外線は強いそうで日焼けが怖い季節です。

そんなときにロールサンシェードはとても便利。スペーシアにはリアドア側に日差し&暑さ対策ができるロールサンシェードが装備されています。(Xタイプ)

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出典:スズキWebサイト

ドライバー側にも欲しいですよね~

視界のことがあるのでフロントにはつけれないのかなぁ。あれば便利で、わたしはぜひ欲しいと思います!

出典:You Tube

まとめ

新型スペーシアについてご紹介しました。

スペーシアのライバル車との違い・有利な点はなんといっても燃費の面。S-エネチャージは充電用の大きな電池を持ちませんので、アクアのようなハイブリッド車ほどコストはかからず、重量が抑えられユーザーにはお得なハズです。

それでも価格をみると6~8万円ほどスペーシアはライバルより高い。この価格差が売りに致命的な影響を出しているように思います。

新型スペーシアになって、新プラットフォームの採用、安全性能の充実でライバルと差をつけたいところ。どれだけ新型スペーシアが挽回できるのか?見守りたいと思います。

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