ホンダN-BOXはスーパーハイトワゴンタイプとして2011年に発売し、初めてのフルモデルチェンジを2017年9月1日に行いました。軽量化による燃費性能アップや、安全性能は”ホンダセンシング”で充実し助手席のシートが便利に。新しくなるホンダ新型N-BOXについて、画像を交えての情報をお伝えしましょう。
目次
ホンダN-BOXは人気NO1軽自動車
N-BOXと言えば、ホンダの軽自動車の中で1番売れている軽自動車です。
販売台数は2015年に引き続き2016年もナンバー1。販売以来4回のナンバー1となり絶好調の軽自動車と言えます。
N-BOXの運転のしやすさや広い室内は、子育てママにも好評。天井が高いことでベビーカーや自転車など背があるモノ、そして量も積めるシートアレンジも豊富です。
弱いところがあるとすれば燃費性能。
先代N-BOXは、”アイドリングストップ”や”低燃費モード”などの工夫はあるものの、ライバル車と比べると決して優位ではありませんた。
今回のフルモデルチェンジで新型N-BOXがどのように進化したか?改良点などをご紹介します。
新型N-BOXのパワートレインは?
新型N-BOXのエンジンは?
新型N-BOXは軽自動車では初めて”i-VTECエンジン”(ターボを除く)を搭載し、今まで以上にパワフルな加速が楽しめます。
<i-VTECエンジン>
出典:ホンダWebサイト
・最高出力:58ps/7,300rpm
・最大トルク:6.6kgf・m/4,800rpm
・最高出力:64ps/6,000rpm
・最大トルク:10.6kgf・m/2,600rpm
駆動式は路面状況に合わせてFF走行と4WD走行を切り替えるリアルタイム4WDも。
燃費や価格の重視派は自然吸気、より走りを楽しみたい人は”ターボ”がおススメです。
新型N-BOXの燃費は?
新型N-BOXのフルモデルチェンジでは燃費性能は25.6km/L→27.0km/ℓへ改善。
まだ、スズキS-エネチャージ搭載のスペーシア32.0km/L 、ダイハツのムーブ 31.0km/Lとは溝をあけられている状況です。
今回の新型N-BOXではライバル車の燃費に追いつけ、追い越せで目標は30.0km/L以上にしたかったと思います。
ただ、軽自動車NO1の燃費を誇るスズキのSエネチャージなど、ハイブリッド的なシステムをいれこまないと大幅UPは難しいですね
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N-BOX(ホンダ)アクセサリーのおススメは?かわいい、オシャレな内装とは!
新型N-BOXの燃費性能には軽量化が貢献
新型N-BOXの燃費はボデイ形状からくる空気抵抗が大きく、さらには車重も大きく関係します。
この車重の点を今回の新型N-BOXは部品の9割を見直すことで80kgもの軽量化に成功しています。
実はホンダセンシングやスライドシートの導入で、従来モデルよりも重くなっている部分があり、プラスとマイナスを相殺してマイナス80kgに。立派な軽量化ですね。
<ライバル比較>
新型N-BOX:890kg
スペーシア:850kg
タント920kg
スペーシアの軽さには驚きですね。新型N-BOXもさらに軽量化が進むと燃費性能もアップしますね。
スペーシア新型(スズキ) フルモデルチェンジで価格競争は?タント、N-BOX徹底比較!
また、先代N-BOXに引き続きアイドリングストップ機能も搭載。燃費性能にひと役かっています。
出典:ホンダWebサイト
一説によると、4秒間停止が続くとエンジンをいったん止める方が燃費にはよいそうです。アイドリングストップは本当によくできた機能です。
新型N-BOXの安全性能は?
新型N-BOXはホンダセンシング搭載
新型N-BOXには軽自動車初となる”ホンダセンシング”が搭載されました。
特徴である”ミリ波レーダー”と”単眼カメラ”という2種類のセンターで、”モノ”と”ヒト”を検知、認識。2種類の異なるカメラを搭載しているので精度高くサポートしてくれます。
さらに検知した情報と車両やドライバーの状態を認識して、体にわかる振動などで警告し制御してくれる機能もついています。
出典:ホンダWebサイト
新型N-BOXの安全性能ホンダセンシングとは?
”ホンダセンシング”とは衝突の被害を軽減してくれる自動ブレーキをはじめ、8つの安全性能を持ちあわせています。充実の内容をご紹介していきます。
◆新型N-BOXの衝突軽減ブレーキ〈CMBS〉
前にいるクルマやヒトをミリ波レーダーと、単眼カメラで検知。衝突しそうなら警告音やディスプレイ表示で伝えてくれます。それでもぶつかりそうなら弱いブレーキ、強いブレーキと状況によりブレーキの強さを変えて被害を防ぐまたは減らす機能です。
出典:ホンダWebサイト
◆新型N-BOXの歩行者事故低減ステアリング
ミリ波レーダーと単眼カメラでひとや車線を検知。ヒトとぶつかりそうと認識したら警告音とディスプレイで伝え、ハンドルさばきは被害回避するようににコントロールしてくれます。
出典:ホンダWebサイト
この機能にはなるべくお世話にならないようにしたいものですね。
◆新型N-BOXのアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)
前を走るクルマとの距離を適切にしてくれるもの。ミリ波レーダーと単眼カメラで車間距離と速さの差を検知します。
前のクルマとの車間距離は長い→中くらい→短いの3つから選ぶことができます。
出典:ホンダWebサイト
出典:you tube
特に高速道路での利用が効果的で長時間の運転がこれでラクになりますね。
◆新型N-BOXの車線維持支援システム(LKAS)
単眼カメラで車線を検知し、常にクルマが真ん中を走るようにハンドルさばきをコントロールしてくれます。居眠り運転防止ができそうですね。
出典:ホンダWebサイト
◆新型N-BOXの路外逸脱抑制機能
車線をはみ出しそうになったら単眼カメラで検知し、ディスプレイ表示とハンドルの振動でお知らせ。ハンドルさばきではみ出さないようにコントロールしてくれます。
またあまりに大きくはみ出しそうと予測したらブレーキがかかるしくみです。
出典:ホンダWebサイト
◆新型N-BOXの誤発進抑制機能
ミリ波レーダーが検知し、前にクルマがあるのにアクセルを踏み込んだ時に、危険を察知してディスプレイ表示と音で伝えてくれる機能。停まっている時や約10km/h以下で走っているときに有効です。
出典:ホンダWebサイト
◆新型N-BOXの先行車発進お知らせ機能
停車中に、前を走る車が発進しても気がついていないときに、ディスプレイ表示と音で知らせてくれます。
信号待ちの間に、メールチェックしたりしてついつい手元に気を取られてうっかりも。こういう場合に便利でいいですね。
出典:ホンダWebサイト
◆新型N-BOXの標識認識機能
標識の情報を単眼カメラが認識してディスプレイ表示。安全に運転できるようにサポートしてくれます。
出典:ホンダWebサイト
私は若葉マークの時に右折禁止を見落として、たまたまお巡りさんに見つかったという苦い経験があります。この機能があれば回避できたかもしれませんね。
新型N-BOXの内装と室内空間と便利機能とは?
新型N-BOXの室内空間
N-BOXは軽自動車とは思えない広い室内空間を持つことで大人気です。
今回の新型N-BOXで室内長がさらに6㎝長くなりました。前の席も後ろの席もゆったりになったようです。
出典:ホンダWebサイト
N-BOXはリアシートで足を組んでも乗れるというのもすごいことですね。乗り降りもラクにできます。
新型N-BOXとタントの室内空間比較
新型N-BOXとライバル タントとの室内の広さを比べてみます。
<N-BOXとタントの比較>
室内長 | 室内高 | 室内幅 | |
N-BOX |
224㎝ |
140cm |
135㎝ |
タント |
220㎝ |
136.5㎝ |
135㎝ |
ライバルのタントとの比較は今回N-BOXの室内長が延びたことで、N-BOXにゆとりが持てていますね。4cmですがされど・・・というところでしょう。
〔ダイハツ新型タント〕フルモデルチェンジで燃費や評判は?安全性能の特徴は?
また、室内高が140㎝あるのでちょっとした小部屋感覚で使えます。子供が立って着替えることも。ママやさしい機能ですね。
出典:ホンダWebサイト
新型N-BOXのシートアレンジ
新型N-BOXには新しく”助手席スーパースライドシート”を採用。
助手席のシートの前後スライドは570mmもあり、運転席とリアシートとの移動もラクラクに。
出典:ホンダWebサイト
助手席スーパースライドシートとの様々なシートアレンジで車内空間が自由に使えますね。
新型N-BOXのスライドドアは便利!
新型N-BOXはクルマの下にあるセンサーでスライドドアの開け閉めが自動に。両手がふさがっていても便利な機能です。
出典:ホンダWebサイト
また、ハンドルを握るとドアが開いてくれるスマートキーシステムは本当に便利。
キーを持っていれば反応してくれるのがすごいですよね。私のクルマにもついてますがなるべく体に近いところにキーがあるほうが反応がいいです。鞄のなかよりポケットがbetter。
新型N-BOXの価格は?
新旧N-BOXの価格はご覧の通りです。
駆動方式 | 新型N-BOX | 旧型N-BOX |
FF | 136万円~169万円 | 120万円~168万円 |
4WD | 152万円~183万円 | 132万円~181万円 |
新型N-BOXはホンダセンシング搭載や大幅な軽量化のため、現行モデルよりも約10万円アップを予想していました。が、もう少し高い設定になりましたね。
FFで136万円~169万円、リアルタイム4WDは152万円~183万円。
全モデルへのホンダセンシング搭載はいいのか?という意見もあるでしょうね。価格重視のユーザー向けに、搭載なしのモデルがひとつあってもよいと思います。
新型N-BOXの値引きポイントは?
新型N-BOXは発売して間もないですし、そもそも人気モデルですから値引きは辛めですね。
そんな時、値引き交渉の一つとして愛車の下取りを出す場合があります。これは間違いですす。
愛車の下取りと、新車購入は別交渉をすることをおススメします!
それはディーラーの下取り価格は低い可能性が高い!からです。これは私の実体験からハッキリ言えることです。
下取り価格のおおよそのイメージを掴む、そして少しでも高く値をつけてもらいた方は、WEBの一括査定がカンタン!
一括ですから私の場合は3社に見積もってもらいました。3社の下取り価格の違いはなんと20万円も!
この見積もりを持ってディーラーに下取りの交渉をしましたが、実際はディーラーの下取り価格より10万円高い、50万円で愛車を売ることができました。驚きですよね。
興味がある方・私の実体験は↓↓
まとめ
新型N-BOXについての情報をお伝えしました。
スーパーハイトワゴンのN-BOXは室内空間が広く人気の軽自動車です。
ネックになっている燃費は大幅軽量化で挽回できましたが、30.0km/Lの壁は厚いようです。
また安全性能では”ホンダセンシング”搭載で充実。
燃費と安全性能が改善された新型N-BOXは、2017年も販売絶好調だと思います。
ライバルのタントも2017年の年内に新型発売が予想されるので、さらに激戦となりそうですね。ますます楽しみです。