トヨタのカムリが6年ぶり、10代目となって2017年7月にフルモデルチェンジしました。ハイブリッドシステムの進化で、エンジンの小型化・軽量化により燃費性能は大幅向上。デザインはさらに美しさを強調するシルエットにと変化しました。それでは新型カムリの情報を画像を交えてお伝えしましょう。
目次
トヨタ カムリとは?
カムリとは?
トヨタのカムリは元々は中型車でカローラ上位車種として1980年に初代を発売。
以降3代目からはグローバル化をし、現在はトヨタの戦略的としては世界を見据える車種となってます。
私の中のカムリはグローバル戦略モデルにはなりえない、、、でも今はカムリはカッコよくなっています。見事な変身です。
そして2011年のフルモデルチェンジではハイブリッドを導入。先代、今回の新型カムリはハイブリッド車に特化した販売となっています。
カムリの評判・口コミ
カムリの評判はどんな感じでしょうか?
WEBで調べてみると次のようになりました。
カムリの良いところ
・ロードノイズが少なく、よく走る
・思ったより室内が上質
・トランクが大きくて便利
・シートの高級感が半端ない
カムリの良くないところ
・ガソリン車がない
カムリの総合評価は?
デザイン | 走行性能 | 乗り心地 | 価格 |
---|---|---|---|
4.4 | 4.2 | 4.1 | 4.0 |
内装 | 燃費 | 装備 | 満足度 |
4.0 | 4.1 | 3.9 | 4.4 |
満足度が4.4とは相当評価が高い証拠ですね。
私もカムリについてはやっと最近になり、イメージが良くなりました。数字にも表れているように、上質感のあるモデルとして人気がありますね。
トヨタ新型カムリとは?
2017年1月、アメリカデトロイトにて開催された北米国際自動車ショーにて、新型カムリはトヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー (TNGA) 採用を発表しました。
エンジン、プラットフォーム、デザインなど主なパートをすべて進化させ、安全性能はトヨタ・セーフティ・センスPを採用。日本では2017年7月にフルモデルチェンジをして生まれ変わります。
旧型カムリと9代目カムリの比較
先代の9代目カムリは2014年にマイナーチェンジを行なっています。旧型タイプとの大きな違いや改善点は次の通りです。
・大幅な燃費改善:
旧型車(ガソリン車)11.4km/ℓ
↓ ↓ ↓
先代車(ハイブリッド車)25.4km/ℓ
・全車種すべてにハイブリッドを採用
・ハイブリッド専用の2.5Lエンジンを搭載
・マルチインフォメーションディスプレイ4.2インチ液晶画面の採用
出典:トヨタWebサイト
・自動でのロー・ハイビーム切替え
・衝突回避のブレーキ踏力のアシスト強化
出典:You Tube
ハイブリッドを搭載することで、燃費性能を大幅に良くしています。
新型カムリのハイブリッドシステムは?
新型カムリにはガソリンエンジン、ハイブリッド専用エンジンともに新開発されたものが採用予定と予測していましたが、今回はハイブリッドの販売となりました。
出典:You Tube
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新型カムリと先代カムリのハイブリッド専用エンジン
先代カムリが販売されたタイミングで、すべてのグレードにハイブリッドを搭載。これにより当然ながら燃費は向上し、JO08モードで23.4km/ℓをマークしていました。
新型カムリのハイブリッドエンジンは、新トヨタ・ハイブリッド・システムⅡ(THSⅡ)を採用予定。
2.5LのTHSⅡは、TNGAによる新しいエンジン開発によって、燃焼効率のアップと高出力の組合せにより、優れた動力性能・低燃費が実現したシステムです。トヨタの最新技術によりハイブリッドでありながら小型化されていることと、モーターが追加になることで、燃費性能がぐっとあがります。
出典:トヨタWebサイト
出典:トヨタWebサイト
新型カムリはプラットフォームとパワートレインを刷新することで、ハイブリッドの燃費は私の予想(30km/ℓ)を上回る28.4km/ℓ~33.4km/ℓに。
先代の燃費が23.4km/ℓですから素晴らしい進化です。
新型カムリのガソリンエンジン開発
今回のフルモデルチェンジでは採用されませんでしたが、トヨタ独自の設計技術TNGAを基に開発した”ダイナミック フォース エンジン”があります。
”ダイナミック フォース エンジン”とは高出力かつ低燃費を目指して開発されたエンジンシリーズ。直列4気筒直噴のエンジンタイプを搭載し、合わせて新トランスミッション”ダイレクトシフト8AT”を導入することで、燃費は20%抑えることが。なおかつ動力性能は10%アップとなります。まさに低燃費でありながら高出力となっているのです。
TNGAに基づき開発したエンジンのことで、基本骨格を見直しタンブル強化と燃料ミキシング向上で高速燃焼に成功しています。
可変制御システム採用で、どんな条件でも最適燃焼ができエネルーギロスを最小に。世界トップレベルの熱効率を達成したエンジン。
このエンジンの開発によりトヨタは排気量の異なるエンジン展開を考えており、エンジンの開発種類数を約40%減らすことができるワケです。こうなると開発経費が削減できるので経営貢献が!
このように、新たなプラットフォームと、エンジンやトランスミッションなどすべてのパワートレインの刷新を同時進行し、重心を低くしたエンジンの積み方を最適化できる構造にもなりました。
次のタイミングでの追加モデルとしてダイナミックフォースエンジンは有力です。
長距離を乗らない私のようなタイプは、ガソリンエンジンで十分でなので期待したいですね。
新型カムリのデザインやプラットフォームは?
カムリと言えば、ひと昔前はポピュラーなデザインという車種だったように思います。それが2014年のマイナーチェンジでデザインはシャープかつスポーティなイメージに生まれ変わったと私は感じています。
新型カムリは新しいプラットフォームにより、広い車内空間となりますが、全高が低くなることで低重心化されます。高さが低くなることで、さらにモダンでアクティブなデザインにバージョンアップしました。
出典:トヨタWebサイト
また、マークXとSAIが時期モデルを販売しないという情報があり、トヨタのなかではミディアムセダンの主力となり、統合モデルとしての位置づけになりそうです。
それにふさわしい室内、コックピットの上質さが写真から伺えますね。
新型カムリの安全性能は?
カムリの安全性能は?
先代カムリには”ミリ波レーダー”でアシストしてくれるプリクラッシュセーフティーがメイン搭載。
衝突を回避するために、前に走るクルマや障害物を検知してぶつかりそうだと判断したら、ブレーキを踏む力を強力支援してくれます。
出典:トヨタWebサイト
そのほかの”ミリ波レーダー”を駆使した安全性能は、
・車線変更の時死角になっているクルマがあればお知らせする”ブラインドスポットモニター”
・前のクルマを認識して車間距離を保って追随走行する”レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付)”
・夜の走行の時、明るさを検知してハイ・ロービームを自動切換えする”オートマチックハイビーム”
などが搭載されています。
悪くない機能だと思いますが、”ミリ波レーダー”のみで検知している分、精度の面が少し弱いですね。
新型カムリは充実した安全性能に
新型カムリには今人気のC-HRやプリウスPHVに搭載されいてる、安全性能が充実した”トヨタ・セーフティ・センスP”の採用となりました。自然な流れですね。
出典:トヨタWebサイト
”トヨタ・セーフティ・センスP”では”レーダー”と単眼カメラ”の2種類の目で、”クルマ”だけでなく”ヒト”までもを検知。現行カムリ搭載の安全性能以上の精度を持ち合わせます。
レーダーの強みは遠くや雨の日などの環境に強いこと、また”単眼カメラ”は前のクルマやそのランプ、また白線や”ヒト”までもを認識できること。
2つの掛け合わせて精度アップとなるワケです。
新型カムリ採用のトヨタ・セーフティ・センスとは?
新型カムに採用される”トヨタ・セーフティ・センスP”は、事故発生率の高いポイント4つについてパッケージ化し、ドライバー支援をしてくれます。
出典:トヨタWebサイト
新型カムリのしんがたプリクラッシュセーフティシステム(歩行者検知機能付衝突回避支援型)
”ミリ波レーダー”と”単眼カメラ”で前を走るクルマや”ヒト”を検知し、衝突しないよう支援する機能。
ぶつかりそうだと判断した場合は、警告音と表示でお知らせ。それでも衝突しそうな場合、ブレーキを踏む力に対して強力にサポートしてくれます。現行カムリには”ヒト”に対する対応がありませんので、新型カムリのこの機能はうれしいですね。
出典:トヨタWebサイト
出典:you tube
新型カムリのレーンディパーチャーアラート(ステアリング制御付)
ウィンカーを出さずに車線をはみ出ることがあれば、”単眼カメラ”で白線や黄線を認識して警告音と、ディスプレイでお知らせ。それでも車線逸脱を思想と判断したら、ハンドルさばきをサポートして事故を避けるサポートをしてくれます。
周りに車が居ないとついついウィンカーを出さずに車線変更してしまう私は、この機能があると”警告”されてしまうワケですね。
出典:トヨタWebサイト
新型カムリのオーマチックハイビーム
周りの明るさに応じて、ハイ・ロービームを自動切換えしてくれる機能です。
歩行者の死亡事故は夜間に起こることが7割と言われています。
この機能についてあまり関心を持っていなかった私ですが、死亡事故率の話を聞くと夜間走行は気を付けなくてはと再認識。”ヒト”が歩いているのを早く見分けれることで、事故防止につながる機能として注目ですね。
出典:トヨタWebサイト
新型カムリのレーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付/全車速追随機能付)
高速道路などで活躍する、レーダークルーズコントロール。現行カムリには”ブレーキ制御”のみの搭載で、新型カムリにはさらに”全車速追従機能”が追加。
”ミリ波レーダー”で前のクルマを捉え、適切な距離を保ちながら追随走行。前に走るクルマが停まると自分のクルマも停まり、走り出しはドライバーが発進。再び追随走行をスタートしてくれます。
出典:トヨタWebサイト
出典:you tube
高速道路を長時間運転した友人が、足がつった。。なんて言ってますが、この機能で解消ですね。
新型カムリの価格は?先代との比較
新型カムリはプラットフォーム、パワートレインともに刷新され、安全性能は”トヨタ・セーフティ・センスP”が搭載。名実ともにフルモデルチェンジとなります。
< 新型と先代の比較> すべて2WD/排気量2.5L
新型燃費 | 先代燃費 | 新型価格 | 先代価格 | |
Gレザーパッケージ | 28.4km/ℓ | 23.4km/ℓ | 420万円 | 403万円 |
G | 350万円 | 343万円 | ||
X | 33.4km/ℓ | 330万円 | 320万円 |
現行カムリが約320万円~400万円に対して、新型カムリは若干の値上げで330万円~420万円に。
先代は2WDのみですが、新型カムリは4WDの販売予定がうわさされていましたが現状維持です。
燃費と安全性能のアップで10万~20万円の値上がりですから妥当なところだと思います。
新型カムリの買うときのポイントは?
新型カムリは7月に販売をスタートをしたばかりなので、値引きはきっと未だ辛口でしょうね。
新車カムリだけでなく、新車の値引き交渉をするときは次の点に注意です!
新車購入と、愛車の下取り価格の交渉は別にすることです。
それはディーラーが付ける下取り価格が安いからなんです。私が経験した事実です。
下取り価格のイメージを持つことと、交渉の手元資料としてWEBの一括査定をおススメします!
私は3社に見積もりを出してもらいましたが、その価格差はなんと驚きの20万円!
ディーラーには下取りのみを査定してもらい、WEB一括査定で出た見積価格と比較します。
そして、私の場合はディーラーが出した下取り価格より最終的に10万円高い、50万円で愛車が売れました!
全部、私の実体験でのお話しなんです!
まとめ
新型カムリにつての情報をお伝えしました。
私のカムリのイメージはスポーツタイプとは言い難く、今のカムリをみてもピンとこないというか、違う車種を見ている感じです。デザインの進化が素晴らしいですね。
新型カムリはさらにデザインのシャープさが前面に出ていてとても印象的です。特にバンパーのコーナーデザインは斬新でステキです。
現在、日本での存在感は残念ですがあまりなく、北米など世界各地で人気の車種。
新型が発売で日本国内でも注目されていく可能性が高くなりました。今後のカムリに期待です。