スバルで人気のSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)フォレスターはフルモデルチェンジがささやかれる中、3月13日にマイナーチェンジを発表。4月から新型フォレスターE型を発売します。2.0i-L トランスミッション6MT以外のすべてのグレードにアイサイトを標準装備。2015年10月以来の新型フォレスターはどんな感じなのか紹介していきます。
目次
スバルのアイサイトの運転支援システム
アイサイト(ver.3)のステレオカメラ
スバルといえば運転支援システムのアイサイトがかなり有名。前方についている2つのカメラであるステレオカメラは車や歩行者、自転車などを距離や形まで認識する性能がVer.2より性能がぐっとアップ。視野角と視認距離の拡大とともにカメラ画像はカラーになりました。
2018年度に予定されているフルモデルチェンジ 新型フォレスターにはVer.4の搭載が期待されますね。
出展:スバルWEBサイト
プリクラッシュブレーキで衝突回避
自動ブレーキによる衝突回避を目指した機能で、衝突の危険がある時にはドライバーに知らせて、自動的に減速、もしくは停止します。
出展:スバルWEBサイト
アクティブレーンキープの改良
約60km/h以上で走っているときに車線からはみ出そうとすると、”はみ出さない技術”ではみ出させないようにサポート。前モデルとの違いは対象走行スピードが65km/h以上だったのが約60km/h以上に改良されていますので、さらに安全性が高まったといえます。
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さらには[警報&お知らせ機能]や[AT誤発進抑制制御]&[AT誤後進抑制制御]を含めた機能によりアイサイト搭載車は追突事故率が激減。
アイサイトを搭載していない車に比べて84%減少したという驚異の安全性能がうたわれています。前面にあるステレオカメラで前方をしっかり見て、さらには衝突回避のプリクラッシュブレーキのしくみなどによって事故を防げるワケです。
出展:スバルWEBサイト
新型フォレスターの燃費と走行性能
理想的なパワーユニットを核に新世代BOXERと、パワフルでスポーティな直噴ターボ”DIT”の2つのエンジンがラインナップされました。
水平対向エンジン”SUBARU BOXER”
BOXER”と呼ばれる水平対向エンジンはSUBARUが1966年~採用し完成度が高いことでも有名。多くのスバルファンが”走りが良い!”と絶賛するように”振動が少ない”かつ”低重心で安定性が高い”ことが証明し、理想のパワーユニットとしての仕上がり、滑らかなエンジンフィール、軽量・コンパクトが魅力です。
出展:スバルWEBサイト
2.0ℓ 直噴ターボ&“DIT”&スポーツリニアトロニック
圧縮比が高く吸気量の増大などでスポーテで力強い動力性能が実現しました。DIT専用のスポーツリニアトロニックをトランスミッションとして採用。スポーティな加速とダイレクトな変速が楽しめます。
出展:スバルWEBサイト
6速マニュアルトランスミッション
街中や高速道路でも安定した走りを生み出すワイドレンジ化で燃費性能もいい感じです。
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燃費
基本構造の見直しやエンジン摩擦の低減、さらにはアイドリングストップなどで低燃費を実現。燃費効率は16.0KM/L。
グレードと価格
7つグレードがあり価格はいずれも消費税込みで2,419,200円から3,128,760円となっています。選んだボディーカラーによっては価格アップもあり。
出展:スバルWEBサイト
ボディーカラーの展開は8つで色によって価格がアップ。X-BREAKのメーカー装着オプションは※印の色のみ。展開でオレンジのラインが美しいカラーアクセント仕様となっています。
・アイスシルバー・メタリック※
・ダークグレー・メタリック※
・クリスタルブラック・シリカ※
・ヴェネチアンレッド・パール →32,400円高(税込み)
・ジャスミングリーン・メタリック
・セピアブロンズ・メタリック
・ダークブルー・パール
デザインとユーティリティ
SUVならではの、がっしりとしたタフなデザイン。しかしながら女性オーナーも結構いるだけに、精悍なスタイルに” 美しさ”も兼ね備えていて根強い人気が続いています。
写真: 2.0i EyeSight 出展:スバルWEBサイト
写真: 2.0i EyeSight 出展:スバルWEBサイト
スポーティで上質なインテリアも魅力。メーカーオプションで本革シートにすることも可能でフォレスターのクオリティをさらにワンランクアップできます。
(本革シートはシートの側面と背面及びヘッドレストなどには合成皮革を使用。)
写真: 2.0i EyeSight 出展:スバルWEBサイト
ユーティリティ
スイッチひとつで自動開閉できるパワーリヤゲートの採用で、”積む・降ろす”、”乗る・降りる”がラクにできるようになりました。買い物で手がふさがっていたり、雨の日などは便利。またガレージの天井が低くても開く角度をメモリーできるのでドアをぶつける心配はいりません。
シャシー・ボディ & 静粛性
”SI-スイッチひとつで開閉できるパワーリヤゲートシャシー”をベースに、シャシーとボディを高剛性化でかつ最適化を実現し、直進する時の安定性など乗り心地を追及。
静粛性についてはドアガラスを厚くし、各部の防音・遮音材を強化。想像を超えるような快適な居住性や走りに期待ができます。
出展:スバルWEBサイト
次にフロントシートは、ボリューム感のある形で、サイド形状の最適化などでからだ全体を包み込みます。冬には助かる温度調整ができるシートヒーターは運転席・助手席だけでなく後ろ側の席にも採用。
ヘッドレストは角度の調整が可能な可倒式で、低反発のクッションは走行中の微振動を吸収。これでもかと言うほどの装備で疲れにくいドライブが愉しめる・・・がうれしいですね。
出展:スバルWEBサイト
ハイクオリティオーディオと先進のナビ
快適な走りにはオーディオとナビゲーションは”欠かせないもの”。新型フォレスターには世界最大級のオーディオメーカー「HARMAN(ハーマン)」のカーオーディオを装備。HARMAN社の音響エンジニアと共同で車室内音響を設計し8つのスピーカーを適切な位置に配置。新型フォレスターの快適な走りと素晴らしいサウンドがマッチします。
出展:スバルWEBサイト
スバル SUV 新型フォレスターのまとめ
スバルのフォレスターは欧米、とりわけアメリカで絶大なる人気を誇るSUV。スバルのクルマ記号は下ひと桁のアルファベットがA→B→C→D→Eと変わっていくのですが、今回の新型フォレスターはE型で、すなわち最終モデル。次のモデルではフルモデルチェンジになる予定です。
フルモデルチェンジではアイサイトがver.4になり安全性性能はさらに進化、ほかの機能や性能も大幅な刷新が予想されます。今回のE型、最終モデルでは大きな改良点はさほど多くなく、アイサイトと静粛性の若干の性能アップというところ。
年々改良を重ねて出来上がった最終モデルのE型を買うのも有りだし、やっぱりフルモデルチェンジに大いに期待して待つ!も良いと思います。ただしマニュアル車は今回すれすれで残った感がありますので、マニュアル車ファンは迷わず買い!となるのではないでしょうか。