ランドクルーザー(ランクル)はトヨタのSUV大型クロスカントリー車の最上級モデル。通称「ランクル」で世界中で信頼され親しまれています。今回そのランクルが300系にフルモデルチェンジすることがほぼ確実になってきました。デビューして60年が経つランドクルーザーは、200系から300系になることでエンジンや、燃費、価格はどう進化するのか?今入っている最新情報をお伝えしましょう。
目次
ランドクルーザーとは?
世界一の耐久性と知名度を持つトヨタのSUV”ランドクルーザー”、通称”ランクル”。
世界のどんな厳しいい条件の中も突破してしまう!、といっても過言でない走破性と壊れない大型の車体。一方、厳ついボディからは想像がしにくい高級セダン並みのインテリアや機能。
見れば見るほど、聞けば聞くほど魅力的なランクルは、トヨタの中で一番長寿モデル。もう60年以上もヒトやモノを安全に運ぶことで、世界中の信頼を勝ち得てきました。
出典:トヨタWebサイト
いろんな場面のランドクルーザーは、写真でみても頼もしくてカッコいいクルマ!
SUVのクロスカントリー車ですが、どこか品があるいで立ちですね。
ランドクルーザーの生い立ち
トヨタのランドクルーザーは、トヨタジープBJ型という名称で始まりました。
第二次世界大戦が終わって間もなく、自衛隊の前身である警察予備隊とアメリカ軍からの要請でランクルは造られたようです。いわば公けのクルマだったんですね。”地球上に残る最後のクルマ”と呼ばれていたのは、誕生したあたりの世界情勢にも関係するのかもしれません。
出典:You Tube
ただし名称の”ジープ”は、ウィリアム社の商標権に抵触することを受けて、改名して”ランドクルーザー”に。
本格派のクロスカントリー車として、今なお世界中で活躍するクルマ。トヨタブランドのラウンドクルーザーはある意味敵はなし!?と言ってもいいでしょう。
ランドクルーザーは世界で活躍
世界的に有名なランクルは、一般的なグローバルモデルとはかなり違うテイストでいろいろな国で役立っています。そう、役立つというのがぴったりくる感じです。
例えば、日本国内では陸上自衛隊車両、警察車両、高速道路のパトロールカー、TVクルー用として。
海外に目を向けると、アフリカのレンジャー隊、ドバイの王族たちの移動手段、氷河地帯のレスキュー隊ほか、本当に様々な場面で大活躍しています。
では各国での活躍シーンを写真でご紹介しましょう。ランクルのカッコよさが際立って、どの写真もステキです。
**阪神高速のパトロールカー**
今日の収穫(阪神高速)
神10
ようやく新型ランクルを撮影できました。
赤灯、ライト点灯はイケメンすぎる! pic.twitter.com/bN7rsQ86gS— 神戸高速333 (@kousoku333) March 23, 2017
**タンザニア**
国の中心部以外はほぼ道路は舗装はされていないタンザニア。野生動物の管理、移動手段、暮らしにランクルが使われています。
出典:トヨタWebサイト
**アイスランド**
アイスランドのレスキュー隊は氷河の中、雪上走行をして負傷者を安全な場所まで移動するのが使命。極寒状態でランクルは重宝されています。
出典:トヨタWebサイト
いかがでしょうか。
海外では壊れないクルマを探すと、たどり着くのがランドクルーザーだと言われているそうです。
山や川で、またモノを運ぶというシーン、オフロードで活きる性能が、フルに使われている感じがしていいですね。日本の道路で見るランクルもいいですが、こういった役立つランクルもかなりカッコイイです!
ランドクルーザーの評判、口コミについて
では、ランドクルーザーのオーナーさんの口コミについてご紹介しましょう。かなり高級なクルマで、SUVクロスカントリーですから求めるものがハッキリしているように推察しますがどうでしょう。
ラウンドクルーザーの良い評判
・エアコンが強力
・フロントとリアとで四分割してエアコンをコントロールでき快適
・車高が高くて視野が広くて疲れにくい
・ミラーが大きく、周りが見やすい
・高級セダン並みかそれ以上の車内空間、乗り心地、インテリアで大満足
・安全性能も万全である(トヨタセーフティセンスP搭載)
・2列目シートがリクライニング&スライドができて便利
・革が柔らかくてしっとりしていて高級感がアップした
・クッションの厚みも十分あり疲れにくいシートである
・マルチテレインモニターは必要不可欠なほど便利
クロスカントリー車で高級セダン並みのインテリアとは・・・恐れ入りました。また、車内を4分割してそれぞれで室温設定できるなんて、、上級モデルならではですね。
ランドクルーザーの良くない評判
・2・3列目を倒してもフルフラットにならない
・欧州車に比べて直進時の安定性が劣る
・ハンドル操作のレスポンスが少し遅い
・ドアの握り部分などプラスチック部分と木目の質感が良くない
・スイッチの数が多すぎてわかりにくく、ボタンが大きいので安っぽい
・サイドミラーがドアロックに連動して格納されない
・ドアロック時、ルームランプが自動消灯しない(先代から退化)
・加速が良くない(車体の重さのためか?)
・燃費が悪すぎ
デザインが今どきに変化して無骨さがなくなり、ランクルらしくないという声も聞かれます。サファリで走るタフなランクルをイメージすると、最近のモデルはスマートすぎるデザインなのでしょう。
出典:You Tube
乗り心地については高級セダン並みという声があり、わたしはかなりびっくりしています。
クロスカントリーの荒々しいイメージが漂う中、室内空間は快適で革のシートが柔らかく上質さがうかがえます。それに加え、車高が高い分視野が広くなり、さらに乗り心地度UPでしょうね。一度乗ってみたいなと思います。
出典:You Tube
新型ランドクルーザー300系とは?
それでは新しくなる新型ランドクルーザー300系についてご紹介していきましょう。
新型ランドクルーザーのエンジンと燃費は?
新しいランドクルーザーに搭載のエンジンはどんな感じでしょうか?
今回のランドクルーザーは”燃費”を意識するようです。重量が半端ないモデルですから、ちょっとやそっとのことで燃費効率が大きく改善することは難しいでしょう。そうなると、ハイブリッドモデル、ディーゼルモデルの検討がされるはずですね。
ただ、トヨタ車のエンジン ラインナップは、ハイブリッドとディーゼルエンジンは同じモデルに採用しないのが方針のようです。燃費の良いモデルが2つ並ぶことでお客さんの取り合いをしないように・・・ということでしょうかね。
新型ランドクルーザーのガソリンエンジン搭載
ガソリンエンジンは、ダウンサイジングを採用する傾向が強くなってきています。トヨタとしてはランドクルーザーもその流れをうけて、現行がV型8気筒4.6Lエンジンに対して、新型はV型6気筒3.5L ツインターボエンジンが搭載されると見込みます。
エンジンが小型化されても、パワーは現行4.6LV8並みを予想。新型レクサスに搭載するために開発したエンジンをもってくるようです。
この新型エンジンの特徴はパワフル&スムーズな加速が実現できること、反して静粛性に富んでいることが挙げられます。ランドクルーザーには音が静か、、、は私はあまりに合わない気もしますが。
また燃費はエンジンの小型化とツインターボに改善されるため、現行燃費が6.7~6.9km/ℓに対して、期待を込めて8.5km/ℓと予想します。
**新型レクサスLS搭載 V型6気筒3.5L ツインターボエンジン**
最高出力:5200~6000rpm
最大トルク:1600~4800rpm
燃費:8.5km/ℓ
出典:レクサスWebサイト
新型ランドクルーザーハイブリッド?ディーゼルエンジン?
次に、トヨタとしてはハイブリッドモデルを視野に入れるのかな?と思います。ただ、クロスカントリーのランドクルーザーにハイブリッドはさすがにないのでは、と思います。
考えられるのはディーゼルの復活。多くのファンが期待していると思いますので、これは大いに考えられますね。
弟分のランドクルーザー プラドに2015年採用された、2.8Lディーゼルエンジンの流用もうわさされていますが、格違いモデルのエンジン採用はないと思います。
燃費はプラド ディーゼルエンジンが11.2~11.8km/ℓです。そこまで延びるのは難しいでしょうから、10.0km/ℓを期待値として予測します。
**V型8気筒ツインターボディーゼルエンジン**
最大出力:3400rpm
最大トルク: 1600~2900rpm
燃費:10.0km/ℓ
新型ランドクルーザー300系のプラットフォームは?
ランドクルーザーですから、”ラダーフレーム”を使っています。
最近のSUV構造は乗用車と同じようにフレームとボディを一体化したタイプのモノコックがメイン。一方ラウンドクルーザーは走破性、耐久性が不可欠ですから、フレームとボディが別々に構成されている”ラダーフレーム”でしっかりとそして頑丈に支えることになります。
これで、どんな衝撃にも、どんな悪路でも、あらゆる状況下で走りぬくことができるワケですね。カッコイイです!
出典:トヨタWebサイト
トヨタでは、現在このラダーフレームは”ランドクルーザー プラド”、”FJクルーザー”に採用しています。どのクルマもがっちりとした躯体でラダーフレームが採用されているのはうなづけます。
出典:You Tube
新型ランドクルーザーの価格と発売日は?
新型ランドクルーザーの価格はダウンサイジングエンジンの搭載などの変更がかかる予定ですから、若干の値上げは仕方ないところでしょう。
現行車が、472万円~683万円。新型ランドクルーザーは30万円~40万円アップとして、500万円~720万円くらいまでと予想します。
また、ディーゼルエンジンが採用された場合は、新しい価格にプラス40万円~50万円に。
次に販売のタイミングですが、ランドクルーザー フルモデルチェンジの周期は10年前後。そうすると200系が2007年にフルモデルチェンしていますので、そろそろのタイミングです。2年前にビッグマイナーチェンジ済みですから、フルモデルチェンは来年2018年が濃厚でしょう。
トヨタは他に、2018年はTJクルーザーの発売も控えています。来年は本格SUV祭りになりそうですね。
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新型ランドクルーザーの様々な機能
ランドクルーザーで私がすっごーい!とか欲しい!と思った機能をご紹介します。
寒さに弱い私はヒーター関係が特にいいなと思いました。
ランドクルーザーのハンドルヒーター
本革仕様なのは予想どうり。ご紹介したいのは素材ではなくて、ハンドルにヒーターが組み込まれていること。
出典:トヨタWebサイト ZX、AX“Gセレクション”に標準装備
私は冬には寒さで手がガチガチになって、防寒用の手袋をしてハンドルを握ることもしばしばです。こんな時、温かいハンドルはとても助かりますし、ほっとしますね。私のクルマにもつけたい機能です。
ランドクルーザーの風が出るシートベンチレーション機能
写真をご覧いただくとわかりやすいですが、シートの背もたれと座面から送風される仕組みです。夏は体とシートが密着するので蒸れて暑いですよね。この機能でかなりさわやかになること間違いないと思います。残念ですがフロントシートのみの対応です。
出典:トヨタWebサイト ZXに標準装備
ランドクルーザーのシートヒーター(フロントシート&セカンドシート左右席)
シートにヒーターが入っているだけでなく、左右の温度調整が独立。2列目シートも左右別に温度切り替えOKです。
好みの温度は個人差がありますので、全員が快適にドライブを楽しめますね。
出典:トヨタWebサイト ZX、AX“Gセレクション”に標準装備
ランドクルーザーの前後左右独立温度コントロール フルオートエアコン
写真のようにエリアごとに温度設定ができます。シートヒーターとともに個人の好みに調整歌可能!なんと至れりつくせりなんでしょうね。
出典:トヨタWebサイト 除くGX
ランドクルーザーのおくだけ充電
名前の通り、スマホを置いておくだけで充電ができる便利な機能。シガレットにコードを差し込んで・・という手間がいらず、さっと充電できるのがありがたいですね。
ランドクルーザーとランドクルーザー プラドの比較
では、弟分になるランドクルーザー プラドとの比較をしてみたいと思います。ランドクルーザーのパワー、ボディの大きさはどうかな?必要かな?と思う方は、プラドを検討されると思いますので参考にしてください。
ランドクルーザー | プラド | |
全長 | 4950mm | 4760mm |
全幅 | 1980mm | 1885mm |
全高 | 1880mm | 1850mm |
排気量 | 3445cc | 2693c |
最高出力 | 5200~6000rpm | 5200rpm |
最大トルク | 1600~4800rpm | 3900rpm |
燃費 | 8.5km/ℓ | 9.0km/ℓ |
価格 | 499万円 | 350万円 |
※ランドクルーザーの外寸は現行車
**ランドクルーザー**(現行車)
出典:トヨタWebサイト
**ランドクルーザー プラド**
出典:トヨタWebサイト
数値的な部分以外に、私が特に気に入っているハンドルヒーターはプラドにはありません。また、シートヒーターは前席だけですが、左右独立して温度コントロールはできるようです。
機能的な部分でもさすがランドクルーザーはプラドより数段いいですね。
ランドクルーザーの大きさは女性では取り回しが大変そうに思います。
大事な予算ですが、価格差の150万円をどう考えるか・・・とても迷うところです。やっぱりどちらも試乗してみて決めたいです。
ランドクルーザーにおススメのアクセサリー
では、私がおススメするランクルのアクセサリーをご紹介しましょう。
雨天時に活躍のレインクリアリングブルーミラー
雨の日、サイドミラーが見にくくなることってありますよね。親水処理をすることで水滴が広がる効果があり、写真のように見やすくなります。お値段は12,960円也。
これで、雨の日にミラーを拭くこともなくなりそうで便利です。
出典:トヨタWebサイト
プラズマクラスター搭載LEDルームランプ
車内のカビ菌を分解・除去。においにも効果抜群で、たばこの染み付いた匂いやペット臭も1時間弱で分解除去。さらには脱臭効果もあってありがたい逸品です。お値段は18792円也。
出典:トヨタWebサイト
エアコンを始動させれるリモートスタート(スマートキー一体タイプ)
通常のキーと一体になっていて、リモコン操作でエンジンを始動させエアコンをつけることができます。暑い夏、寒い冬は走り出すちょっと前に、リモコンでパッとエアコンを始動しておけば車内に入った時ほっとしますね。値段はちょっと張りますが66,960円也。
ウェルカムライト(運転席・助手席)
スマートキーを持っていると、近づくと点灯。またドアロック解除をリモコン操作すると点灯します。私のクルマにも似たような機能があり、これって暗い夜などはとても便利ですよ。値段は25,920円也。
ラゲージネット
1週間まとめ買いをする私は、1回でかけると大きなレジ袋が4つくらいになります。このラゲージネットをうまく利用すれば、ラゲッジでレジ袋が散乱!?するのが収まりそう。お値段は5940円也。
新型ランドクルーザーのまとめ
新型ラウンドクルーザーをご紹介しました。
ランドクルーザーって私には大きくて運転することはないだろうと思っていましたが、高級セダン並みの車内快適空間には惚れ惚れ。ほかのクルマと並ぶとかなり大きいし、座面も高くなりますので優越感あるでしょうね。
オーナーになることはないと思いますが、興味は断然湧いてきて試乗してみたくなりました。新しいランドクルーザー、楽しみです!
コメント
LandとRoundを勘違いされてるかな。トヨタのホームページには「ランドクルーザー」と表記されていますよ。
ご指摘ありがとうございます!