2017年6月8日にマイナーチェンジしたトヨタのハリアー。2.0Lのターボタイプを試乗してきました。上質なSUVモデルはどんな乗り心地だったのか?感想に女性目線の評価を交えてお伝えします。
目次
新型ハリアーとは?
トヨタの人気SUVのハリアーは英語名で高貴な”タカ”という名称。
あの高級ブランドレクサスRXの日本国内向け販売がハリアーなんです。知る人ぞ知る!ですね。
今年2017年6月のビッグマイナーチェンジでは、ダウンサイジングした2.0Lのターボエンジンモデルが新たに投入されました。
ダウンサイジング(小型化)したエンジンは、ターボをうまく使って走りは排気量ひとランクうえ並みになりますから楽しみです。
新型ハリアーの試乗の感想・評価ポイントは?
それでは試乗した2.0Lターボタイプのレポートを感想を織り交ぜてご紹介します。
背の高さ166cm・女性の私が実際に運転をしての評価もしてみました。得点は5点満点のポイントとしていますので参考にしてくださいね。
新型ハリアー2017年燃費、安全性能を旧型と比較!価格、デザインは?
新型ハリアーの走りについて
まずは走り出し。
スーッと違和感なくスムーズにスタートしました。アクセルを踏みこまなくても、足を乗せてるだけで自動的に走っていくイメージ。好印象です。
そして静かですね~走りが硬いというレポートやご意見が多いようですが、私はさほど感じませんでした。もちろん路面の凹凸を拾うことはほとんどないし、安定した走行です。
次に停まるとき。
ブレーキを踏んで停まる感覚は、自分のイメージ通りでストレスなく停めることができました。
クルマの基本である走る・停まるは、ドライバーの思いをそのまま実現してくれる、、、という感想でポイントをつけました!
新型ハリアーの運転のしやすさについて(取り回し/視界)
新型ハリアーの視界について
ハリアーは女性には大きくて運転しずらいかも、、、という見た目のイメージもあるかもしれませんね。実は私もそのひとりでした。
実際は、車高が高いので視界が広くて見やすいし、ハリアーならではの安定感のある走りは安心そのものでした。
ただ注意点はAピラー部(サイドミラーが付いているところにある上下に走る柱)がセダンより幅があるため、左右のあるポイントの視界を邪魔します。
これは私の愛車にも言えること。死角になるポイントがあるという意味で、例えば右斜め前から急に歩行者が現れるイメージです。
単純に見えなかっただけなんですけどね。でもこの死角があるためにヒヤリとした経験もありますから運転は慎重に。
評価は”座面が高い分視界は良い”と”死角がある”をプラスマイナスしてのポイントです。
新型ハリアーのステアリング(ハンドル)は?
見ただけで高級感が漂うハンドルです。握った感じは少し小さ目でスポーツタイプなのかな?と思えましたが運転には支障ないです。
赤のステッチがオシャレです。
ハンドル位置も自分好みに変えることができ、ベストポジションで運転ができます。
出典:トヨタWebサイト
ただ、この機能は結構ほかのモデルにも採用されているので珍しいというほどでもないですね。
ハリアーなら備えていて当然!くらいの感じなので標準的なポイントにしました。
新型ハリアーのシートは?座り心地は?
ハンドルに続いて、シートも電動で自分ポジションに設定することができます。
出典:トヨタWebサイト
驚きは座面前端を上下できるので、腰が深く沈む感じ好きな方はこれで調整OKです。
実際に動かしてみましたが、結構こまかく調整ができました。
運転しやすく、また疲れにくくするためにも自分ポジションはいいですね!
新型ハリアー駐車はしやすいか?
女性が苦手とするバックでの駐車。
実際に運転するとバックモニターの助けがあり安心して後ろへ動かすことができました。
モニターにはバックの様子だけではなく、このように(画面の左側)真上から自車の動きが確認できます。周りの状況がタイムリーに見れるのがいいですよね。
さらには、サイドミラーが大きい!
ハリアーはクロスオーバータイプ(乗用車をベースにしたタイプ)のSUVなのに、クロスカントリー(オフロードを走るタイプ)が持つほどの大型サイドミラーを持っています。
おとなの手の大きさくらいは優にあり、視界は抜群に良いです。通常走行もバックの際も大活躍!
トータルで考えてかなりの優れものと思いました。
新型ハリアーの居住性について
乗りこんですぐ感じたのが広い!さすがハリアーです。
特に運転席の左側が大きく感じます。これ、同乗してくれた大阪トヨペットの担当さんも同じ感覚だそうです。
車幅のイメージを掴みにくいかも?ですね。
なるほどハリアーの車幅は1,835mmですからかなり大きいです。例えばプリウスで1,775mm、アクアのクロスオーバーで 1,715mmですから相当な幅を持っています。
私の場合、前のクルマがセダンタイプで車幅1,760mm、乗り換えた今の愛車SUVは1,820mmと大きくなりましたが運転が好きなら慣れると思います。
次にリアシートにも乗ってみました。
後ろの居住空間も半端なく広くていい感じですね。足元のスペースがゆったりしていて乗り心地も良かったです。
新型ハリアーの内装(インテリア)は?
写真上がブラックのカラータイプで試乗車は赤のステッチの入ったブラック×レッド。
〔ブラック〕
〔ブラック×レッド〕
出典:トヨタWebサイト
真っ黒もカッコイイですが、私はステッチの入った試乗したモデルが気に入りました。
ところどころに入っている赤のステッチがアクセントになりステキです。
出典:トヨタWebサイト
あと目に留まったのはドアステップが、ブルーに光るロゴプレートが組み込まれているところ。このちょっとした細工がまたいいですね!
全体的に高級感はありますが、ディスプレイ部がごちゃごちゃしていて操作が覚えれるかな?と少し心配。
高級感があり粋な内装ですが、ディスプレイに若干の不安があったのでポイントは控えめです。
新型ハリアーのエクステリア(外観)は?
好みの部分になりますが、印象はとてもいいですね。
実際、近くで見るとその上質感はすぐわかります。
エンブレムはトヨタのロゴではなくタカ(ハリアー)。数多いトヨタモデルのなかでクラウン、マークx、ハリアーあたりが独自のロゴをつけて他のモデルとの差別化があります。
オーナーになれば所有満足度はかなりのものかと。
新型ハリアーのラゲッジは?
ラゲッジのドア開閉は、スイッチひとつでOK。
とくにSUVで車高が高い分、ドアを開ける・閉めるという動作は高さ的にまたドアがかなり大きいので女性には難しいもの。これをサポートしてくれるのでラクですね。
出典:トヨタWebサイト
実際の開閉を試したところ、身長166cmのわたしでもなかなか手が届きにくく、、、それを電動でサポートしてくれます。
ドアをあげる角度(高さ)を指定できるので小柄な方も心配いりませんよ。
あと肝心の広さですが、かなり大きいですね。私ひとりくらい収納は十分できます(笑)
もう少し具体的にいうと、ゴルフバック4つは入る大きさ。
また写真の通り間口は広く素直な開口なので、荷物の出し入れはラクにできます。
新型ハリアーの燃料は?
新型ハリアーの燃料は私が試乗したターボモデルはハイオク、ガソリンモデルとハイブリッドモデルはレギュラーガソリンです。
あの高級モデルレクサスはハイオクではなくレギュラーガソリン。
ハリアーのターボはハイオクとは、、、かなりがっかりです。
新型ハリアーの乗り降りは?
SUVを購入するときのチェックポイントとして乗り降りは欠かせないですね。
座面が高いのは分かっているけどどの程度なのかはモデルにその高さはバラバラです。
私がいまのクルマを買うとき、乗り降りが決め手だったといっても過言ではありません。
家族が乗るわけなので、ステップに足をかけてグッと伸びあがって乗るのはNGです。
出典:トヨタWebサイト
この写真の男性はカンタンに乗り降りをしているように見えていますが、166cmのわたしでも写真のようにはいかないです。
さらにハイブリッドモデルは高くなるようですね。
購入の際にはご自身やご家族に乗り降りを試してもらうことをおススメします。
ということで、評価ポイントは辛口になりますがご容赦を。
新型ハリアーの試乗まとめ
新型ハリアーの試乗レポートはいかがでしたか?
各項目に私独自の評価を添えましたが、総合評価ポイントは4.0点にしたいと思います。
もともと気になっていたハリアーでしたが、走り、運転のしやすさ、居住性、あとは運転していることの満足度は期待どうりでした。
やっぱりハリアーはカッコいいです(^^)/
あと、心残りは安全性能を試したと思っていましたが公道を走ったのであきらめました。残念・・・
最後になりましたが試乗のお願いを快くうけてくださった大阪トヨペット 藤井寺店さん、本当にありがとうございました!
⇒大阪トヨペット 藤井寺店のHPはココ
ご担当者様との車内でのお話しからも参考になる情報をたくさんいただきました!ほかの方々にもご親切にしていただけて感謝!感謝!です。
今後ともよろしくお願いします。
コメント
「新型ハリアーの燃料は?」の項目ですが、ガソリン車はレギュラーガソリンです。
試乗された車両は内装に赤いステッチが入っているのでターボ車だと思います。
ご確認をお願いします。
トヨペット様
コメントとご指摘ありがとうございます!