日産の人気スポーツカー”フェアレディZ”が、7代目”Z35型”としてフルモデルチェンジのため開発中のようです。日産は新しいコンセプトで新型フェアレディZの発売を計画で、今までとは一味違ったモデルづくりを進めています。現行車のZ34からどのように変わるのか?新型フェアレディZ(Z35)についてライバルのトヨタスープラ、兄弟車のインフィニティQ60の情報を交えてお伝えしましょう。
日産フェアレディZとは?
フェアレディZは、スポーツカーとして日産が1969年から販売している人気モデル。現行車は2008年からで、そろそろ販売開始から10年近く経ちます。
ライバルのトヨタスープラも新型を発売予定で、それに合わせる形で新型フェアレディZが登場しそうです。
兄弟車のインフィニティQ60、日本名”スカイラインクーペ”も2018年以降にモデルチェンジ予定。日産もトヨタと同様にスポーツモデルのモデルチェンジラッシュが始まりそうですね。
いまトヨタが先陣を切り、スポーツカーに力を入れる流れが来ています。根強いフェアレディZファンが新型を待っていることでしょう。
日産フェアレディZの口コミと評判は?
それでは日産フェアレディZの評判を口コミからご紹介しましょう。スポーツカーならではの声が聞こえてきそうですね。
日産フェアレディZの良い点は?
・塗装が良いので汚れにくく洗車すると美しさが戻る
・座面が低いのでリアタイアからの振動が体に直接感じることができて楽しい
・オーディオはBOSEで音が素晴らしくて気に入っている
・NAエンジン(自然吸気)ながら馬力があって走りは良い
・加速はよく横風に対してのぶれが少なく安定性がある
・フロントからリアにかけての流線形デザインに惚れた
・段差などの衝撃やゴツゴツ感が少なく乗り心地は悪くない
・3連メーターがカッコいい
・サーキット用のnismoが500万円までで買えるのはうれしい
・MTだけでなくATでもスポーツカー感覚が味わえる数少ないクルマだ
洗車すると美しさが戻る、、、塗装の技術でしょう。いいですね!私は屋根なしガレージなのでとても魅力を感じます。
日産フェアレディZの良くないところは?
・助手席のほうにサイドブレーキがあって操作しにくい
・ラゲッジは狭くて浅いので大きな荷物を載せることは難しい
・バックの視界が悪く特に左後ろは死角になっていて見えない カメラに頼るしかない
・ドアが大きくて横が狭いところでは乗降りがしにくい
・ロードノイズが激しい
・総合的にデザインはよいが、車高が少し高いのでファミリーカーのようにぽっちゃり見えるのが残念
・内装パネルの隙間がマチマチで精度が悪い 安物のようで嫌だ
・とにかく重い(1500kg)ので燃費も悪い
・足回りが硬い、曲がりにくい
・維持費が高い
・ボタンみたいなZのロゴが張り付けられてるのが安っぽい
ロードノイズ、燃費性能が良くないのは仕方ないでしょうね。
デザインがぽっちゃりしている(笑)のはスポーツカーとしては珍しいパターンです。
Z32辺りと比べると確かにそうかも。
出典:日産Webサイト
新型フェアレディZ(Z35)とは?
新型フェアレディZは兄弟モデルの新型インフィニティQ60とパワートレインや、プラットフォームを共通化するともいわれています。
ひとつづず説明していきましょう。
新型フェアレディZ(Z35)のパワートレインは?
旧モデルのZ33、現行のZ34のエンジンは自然吸気エンジン(NAエンジン)。構造がシンプルなため軽量の自然吸気エンジンは、燃費性能がよく、排ガスも少ないので今でもエンジンの主流となっています。
しかし、新型フェアレディZは新型インフィニティQ60(スカイラインクーペ)で採用するターボエンジンを搭載か?と言われています。久しぶりのターボになりそうですね。
予想されるエンジンは次の通り。
・最高出力:211/5500rpm
・最大トルク:38kgm
・トランスミッション:7速AT
・駆動式:FR
・燃費:13.2km/ℓ
このエンジンは、日産製とメルセデス製の2つのうわさが流れています。または排気量が2.5Lとも、、、
上記の数字はメルセデスのモノですが、私は日産製に期待したいです。
・最高出力 404ps/6400rpm
・最大トルク47.7kgm
・トランスミッション:7速AT
・駆動式:FR
・燃費:20.3km/ℓ
日産オリジナルの可能性が高くインフィニティQ60に採用された新型エンジンです。最高出力が400ps越えとはびっくりですね。日産の力の入れようが伺えます。
新型フェアレディZ(Z35)はハイブリッド?
新型フェアレディZはフーガに採用されている日産独自の”インテリジェント デュアル クラッチ コントロール”もしくは、マイルドハイブリッドを搭載。燃費効率をあげる作戦です。
ハイブリッドシステムの”インテリジェント デュアル クラッチ コントロール”とは?
これは1モーター、2クラッチ方式で、FR車用に日産が開発したハイブリッドシステムです。
次のようにクラッチの繋ぎを走行状況に応じて変えることで、エンジンとモーターを効率よく使い分けます。
2.クラッチ1、2ともON:エンジンのエネルギーを直接伝え、通常走行やフル加速します
出典:日産Webサイト
小型で性能の良いリチウムイオンバッテリーに蓄えたパワーで、エンジンをアシストしたりモーター走行も可能になります。
マイルドハイブリッドとは?
スズキのクルマに搭載されていて有名なマイルドハイブリッド。
エンジンをメインに走り、減速時のパワーで充電したバッテリーで動くモーターが、加速や発進時にエンジンをアシストするモノ。これで燃費を稼ぎだすワケです。
マイルドハイブリッドの方が簡易なシステムなので、価格には影響は少ないでしょうね。
新型フェアレディZ(Z35)のパワートレインまとめ
新型フェアレディZのパワートレインは、メルセデス製?、日産オリジナル?、また排気量は?と多くの噂が飛び交っています。
私の予想はエンジンはエントリーモデルとして排気量2.0Lと、上位モデルの3.0L。いずれも日産オリジナルの搭載を見込みます。
また、ハイブリッドはフーガ採用の日産独自システム、”インテリジェント デュアル クラッチ コントロール”と言いたいところですが、価格面を重視してマイルドハイブリッドと予測します。
出典:You Tube
新型フェアレディZ(Z35)のパワートレインは?
新型フェアレディ新型インフィニティQ60、日本名だと新型スカイラインクーぺに採用の”FR-Lプラットフォーム”で、ショートホイルベースタイプが有力です。
重心を低くし、安定と走行性能を重視することを狙っているようですね。
新型フェアレディZ(Z35)のデザインは?
新型フェアレディZは日産のVモーションが施されます。遠くからでもVの字のデザインが目立つので、日産カーだとすぐにわかりますね。
出典:日産Webサイト
新型フェアレディZ(Z35)とトヨタ新型スープラのライバル比較
新型フェアレディZのライバルと言えるトヨタのスープラが、BMWとの共同開発で復活する噂が浮上しています。
奇しくも新型フェアレディZはメルセデスのエンジンを搭載か?と言われ、お互いにドイツメーカのお世話になるのかも?ですね。
予測になりますが2つのライバルモデルの比較をしてみます。
<エンジン2.0L直列4気筒ターボエンジン>
フェアレディZ | スープラ | |
最高出力 | 211ps/5500rpm | 240ps/4450rpm |
最大トルク | 38kgm/ | 35kgm/5000rpm |
トランスミッション | 7速AT | 8速AT |
駆動式 | FR | FR |
燃費 | 13.2km/ℓ | 14.8km/ℓ |
数字だけ見るとスープラでしょうかね。
<エンジン3.0L 6気筒ターボエンジン>
フェアレディZ | スープラ | |
最高出力 | 404ps/6400rpm | 320ps/5450rpm |
最大トルク | 47.7kgm/ | 40kgm/5400rpm |
トランスミッション | 7速AT | 8速AT |
駆動式 | FR | FR |
燃費 | 20.3km/ℓ (ハイブリッド) |
12.8km/ℓ |
特筆すべきは新型フェアレディZの400を超す最高出力です。相当な加速力ですね。
またフェアレディZの3.0Lがハイブリッド搭載に対し、スープラは復活から1年後にハイブリッドモデル発売との予想が出ています。
さらには、両モデルともATがメイン。スポーツカーなのでマニュアルが欲しいところです。
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新型フェアレディZ(Z35)の発売日と価格は?
新型フェアレディZは2017年10月の東京モーターショーにて世界初お披露目し、発売は2018年になるでしょう。
ライバルのトヨタスープラの内容は発売動向が気になるところですね。
価格は、エントリーモデル400万円~。上位モデルは600万円までと言いたいところですが、日産の力が入ったパワフルエンジンが搭載となると、もう少しお高くなるかもしれません。650万円までで抑えてほしいものですね。
フェアレディZの中古車情報
フェアレディZを新車では、、という方ややっぱりデザインは32Zがいいなぁなどの好みがあったりと。そんな時には中古車を検討するのもいいかもしれまえん。
フェアレディZの中古車は初代、2代目は希少価値がものすごく高く、3と4代目は比較的求めやすい価格が付いてるようですよ。
私は5代目の32Zのデザインが好きですけれどね。
フェアレディZ中古車サイトの評判
新車で買うとなると400万円は下らない代物ですから、中古車をWEBチェックしてみてもいいでしょうね。
いろんな中古車サイトを総合すると次のようは評価になります。参考にして探してみてくださいね。
走行性:4.4
居住性・広さ:3.0
積載性:2.4
運転のしやすさ:3.7
維持費:2.5
一般受けするモデルではないので、総合評価は4点を切っています。まあこんなものでしょう。デザインや走りはさすがです!
出回っているのはATが多くなっています。MTよりはATは激しく走っていないと思いますので、MTにこだわっていない人はいいかもしれません。それとATの方が若干ですが安いですから。
フェアレディZの中古車価格
次に価格フェアレディZの中古車価格です。
価格帯:109.7万円~540 万円
ボリュームゾーン:70万円~300万円
結構いい値がついてるようですね。WEBでしっかりと内容をチェックしましょう。
中古車選びのポイントは、年式、走行距離、オーナー数、修復数は必ずチェックです。
修復とは骨格の部分、例えばフレーム、ルーフパネル、ピラー(ドアなどの近くにある柱のようなもの)などを交換や修復したことを指します。
なので、ぶつけたりしたのはカウントされません。この辺りは、気になるクルマが見つかったら現物確認をして店員さんに聞いてみましょうね。
新型フェアレディZのまとめ
新型フェアレディZのフルモデルチェンジ情報、いかがでしたでしょうか。
2017年10月から始まる東京モーターショーで、新型フェアレディZのベースモデルもしくは、そのものが見れるでしょうね。スープラとの見た目の比較もできそうです。
東京モーターショーの楽しみなモデルがまた1つ増えました。