カーシェアリング使い方、入会方法や料金は?タイムズ、オリックス、カレコ比較〔体験レポ〕

カーシェアリングが最近ブームになってきましたね。カーシェアリングってなに?メリットデメリットと、お得便利、上手な使い方をご紹介します。また大手3社の、タイムズカープラスオリックスカーシェアカレコ・カーシェアリングクラブcareco)の比較と、実際にタイムズカープラスに入会してカーシェアリング利用のレポートも!

カーシェアリングとは?

カーシェアリングは登録した個人や法人など複数の会員で、クルマを共同利用する有料のサービスのことです。

そもそもカーシェアリングアは欧米から始まって、日本では10年ほど前の2008年ごろから提供する企業が出てきました。

レンターカーは長時間利用が便利。

一方のカーシェアリングは短時間の15分や30分単位で利用ができ、なおかつレンタカーより割安になります。

また、好きな時に全国にあるステーション(駐車場)に配備しているクルマを、ネット予約でカンタンに借りることができるのもいいですね!

カーシェアリングが始まったのはなぜ?

カーシェアリングなぜ始まったのでしょうか?

元々は大都市からで次のような良いところがあり、また効果をねらって始まりました。

個人は、
・車の維持費がかからず手間も省ける
国としては、
・駐車場不足、渋滞の解消
・環境にやさしく(配備するクルマを電気自動車やハイブリッド車にしする や、クルマの総台数を少なく)

レンタカーとうまく使い分けることでそれぞれの良いところどりも。便利に使えるようになりましたね。

カーシェアリングのメリットは?

カーシェアリングは使い方によってはとても良いシステムです。

レンタカーとの比較を中心にメリットは次のような点が挙げられます。

・短時間利用ではレンタカーより安い
・ガソリン代、保険料は利用料に含まれる
・24時間入出庫ができる
・WEB予約OK
・クルマの維持費(車検、点検)がかからず、手間も省ける
・旅先では宿泊先のホテルがステーションの場合、レンタカーのように駐車料金はかからない

ガソリン代が込みこみ料金とはすばらしい!燃料高騰の今はお得感が増しますね。

カーシェアリングのデメリットは?

ではデメリットはどんなことがあるでしょうか?レンタカーと比較してみましょう。

・長時間利用はレンタカーより割高になる
・乗り捨てができない場合が多い
・多人数用車の配備が少ない
・利用がなくても基本料金が月々かかる場合が多い
・自分のクルマではないので運転が慣れない
・ステーションが自分の利用したい場所近くにない場合は利用が難しい
・ステーション(カーシェアリングのクルマを配備している駐車場)の数が少ない地域がある

ステーションは今後増える可能性は大いにあると思います。

が、現時点では地域差が大きいようですね。

カーシェアリングのステーションはどの程度あるの?

ではカーシェアリングのステーション(車が配備されている駐車場)はどの程度あるのでしょうか?

次の地図は大阪駅周辺と、金沢駅周辺のステーションマップです。

〔大阪駅周辺〕

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〔金沢駅周辺〕

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出典:カーシェアMAPWebサイト

あきらかにステーションの数に違いがありますね。観光地の金沢駅周辺でもこんな感じです。

ちょっと乗りのニーズがあると予想される大都市にまずクルマを配備するのでしょうが、旅先でも便利に利用できると嬉しいですよね。

タイムズカープラスに入会!体験レポート!

実際に旅行先で使ってみたくなり、カーシェアリングにチャレンジすることに。

ステーション検索をしたら、タイムズカープラスが一番便利そうだったので、最大手のタイムズカープラスに入会!

もちろん月額料や利用料金をオリックスカーシェアと比べました。

でも、とにかくステーションが近くになければ始まらないんですよね。

なのでタイムズカープラスだったんです。

〔タイムズカープラス〕入会方法と即日カード発行のワケは?

入会は次のような流れで進みました。

これがなんと即日発行も可能という素晴らしい対応!

私のような思いついてすぐ入会して利用したい!という場合にはとても便利で助かります。

まず、私が実際にした流れは次の通り。

1.WEBで入会申し込みの必要事項を入力
※免許書番号、クレジット情報は必須
※受け取る店舗とその時間を選択(入力後数時間後から受け取りが可能でした)

↓ ↓

2.指定した時間に店舗へ出向く
※免許書の提示
※入力に不備がなければ数分でカードを受けとり

どうでしょう?

WEBで入力したのが朝の8時半ごろ。店舗で受け取る時間はお昼休みに設定。

最短では10時の開店時間でも受取りOKだったので、うまくいけば2時間以内に入会申し込み完了で、カードが手元にあるワケですね。

なんというスピーディなこと!

https://twitter.com/yuki_akiko_/status/962162311107461120

店舗の対応は可もなく不可もなくという感じでしたが、利用に必要なカードを発行してもらえたので感謝!です。

結局は、有人の店舗を多く持ち合わせているタイムズならではの即日カード発行!だと思いました。

〔タイムズカープラス〕利用の流れは?体験レポート!

では今度は実際に予約して利用するまでの流れと利用スタート、返却までのわたしの体験をお伝えします。

なかなかお得な使い方ができますから、ぜひ活用してくださいなね!

1.利用したい地域をWEBで検索
↓ ↓
2.パソコンやスマホ、携帯電話などから予約
※10桁の会員番号とパスワードでマイページにログイン
※予約は2週間前~3分前までOK
※変更や取消しは1分前までOK
↓ ↓
3.予約したステーションで、会員カードをカードリーダーにかざしてクルマのドアロック解除

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利用したステーションでは予約した車はこんな感じで駐車されていました

そうそう、クルマに乗りこむ前にスタンド看板を移動させるのをお忘れなく!

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リアドアのガラスにあるTOUCHの部分に会員カードをかざすと、ピッと音が鳴って解錠

↓ ↓

4.キーを貸出のほうに回して取り出しこれでクルマをスタート!
※キーは車内の助手席前にあるグローブボックスに!

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クルマによってスタート方法が違います(*_*)親切なことに、始動方法はこのように表示されていました!

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↓ ↓

5.返却は出発したステーションに戻って駐車

↓ ↓

6.キーを右側の返却方向に回す

↓ ↓

7.クルマから降りて、会員カードをカードリーダーにかざしてドアを施錠
※忘れ物などでのドアオープンは1回まで可能

以上で無事タイムズカープラスのカーシェアリングの初体験を終了!

初めてなのでちょっと不安でしたが、車を借りたり戻したりすることは全く問題はありませんでした。

ただ、目的地に行ってクルマを駐車した時に、フットブレーキをかけ忘れたりしてなかなか車から離れることができませんでした(汗)

始動だけでなく、停止や駐車場へ入れるときのバックモニターの解説も入れてもらえるといいなと思いました。

〔タイムズカープラス〕利用料金について

タイムズカープラスのショート利用(数時間などの利用)の場合は、予約スタート時間~返却手続き完了時間までが課金対象。返却は予約時間に関わらず手続きが完了した時間のみ料金が発生するしくみです。

また、予約時間の10分前からは車の点検などに充てるため利用可能。

実質、10分前から課金なしで使えることになります。それまでに予約が入っていなければ、、です。

また、予約した終了時間よりも早く戻ってきた場合は使った時間だけ課金されるシステムです。大手のオリックスはカレコも同じシステム。 親切ですよね。

たとえば、13時~15時の予約であれば12時50分にドアロック解除ができて車に乗りこめるわけです。

前に予約があるかどうかはWEBチェックをすればOK。

今回は10分前に車内へ乗りこみ完了!車内はキレイでしたし、エンジンはスムーズにスタートしてくれました。

初めてかつ写真を撮りながらで数分かかりましたが、慣れれば1分もかからず走り出すことは可能です。

また戻ってきた時間が例えば14時30分であれば課金対象時間は13時~14時30分ですみます。

なのでちょっと長めに予約時間を取っておくことをおススメします。

ただし注意したいのは予約したスタート時間よりも利用開始が遅くなっても、そこは予約した時間からの課金。

まぁ、1分前まで予約変更ができるので上手に利用すればいいですね。

〔タイムズカープラス〕給油と洗車について

タイムズカープラスでは燃料代は利用料金に含まれています。いいですよね。

実際には無人であるステーションでの貸し借りが大半なので、専用のカードにてサインひとつで給油と洗車はOKです。

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運転席側のサンバイザーをあけてみると、こんな風にカードが差し込まれていました。

これで大手チェーンのスタンド(エッソ、モービルなど)であれば対応できます。

それぞれ15分の料金割引がうけれて給油と洗車の両方であれば30分の利用料金を割り引きに。

単純に時間ロス分を帳消しよりも割引の時間がお得な気がします。一種のボランティアへのお礼も兼ねているのかな?と。

説明書には給油計が半分程度になれば給油の協力を促していまが、実際の運用ではどんな感じでしょう。

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残念なことに、私が乗りこんだ車は残燃料はこんな感じ。

都会であればスタンドはカンタンに見つけれるかもしれませんが、地方だとどうでしょうか。

給油できなかった人もスタンドが見つけれなかったのかもしれませんね。こういう点は不便です。

カーシェアリング大手のタイムズ、オリックス、カレコ(careco)の比較は?

次に大手3社の個人向けベーシックタイプの入会、利用に関する比較をしてみましょう。

タイムズカープラスの入会・利用について

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初期費用:1,550円(2018年2月現在は無料)
月額基本料:1,030円
利用料金:206円~/15分
距離課金:なし
カード発行:即日も可
ステーションの数:約9,000(全国展開で47都道府県全て)

今回のわたしはこの全国展開に助けられました。大都市以外でもタイムズであればなんとかステーションがありましたから。

また、月額基本料はカーシェアリング代に充てんできます。ようは毎月乗ることが確実はヒトはこの基本料金は0円も同様なワケです。

逆に、私のように旅先でちょい乗りをしたい場合はどうなのか?毎月カーシェアリングをするような旅に行くこともないでしょうから。

なのでどうしようかと、、大阪市内で使う機会があれば積極的に・・くらいですね。

オリックスカーシェアの入会・利用について

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初期費用:1,000円(カード発行手数料)
月額基本料:980円
利用料金:200円~/15分
課金料金:15円/km
カード発行:約1週間
ステーションの数:約1,500(首都圏、中部、関西、沖縄)

オリックスの場合も月額基本料はカーシェアリング代として使えます。

あと、月額基本料0円プランがありますが、その場合は利用料金が300円~/15分+15円/km。割高にはなりますが使うときだけ払う仕組みは私の場合は歓迎です。

https://twitter.com/yuki_akiko_/status/961727834904453120

カレコ・カーシェアリングクラブ(careco)の入会・利用について

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初期費用:0円
月額基本料:980円
利用料金:130円~/10分 ※10分単位で最短30分の予約可
距離課金:6時間まではなし、6時間以上は15円/km
カード発行:会員カードなしでスマホのアプリでクルマのロック解除する仕組み
ステーションの数:約1,100(2018年2月現在 10都道府県 東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知、大阪、京都、兵庫、岡山、沖縄)

初期費用0円、カード発行の手間はなくカード到着を待つこともありませんから利便性は高いです。

またカレコも月額基本料はカーシェアリング代に充てんできます。

ただし、ステーションの数が少なすぎ。というか、大都市とその近郊を狙っての出店でタイムズのような大手との差別化を図っているかなと感じます

 カーシェアリングのまとめ

いかがでしたか?

カーシェアリングの考え方(環境問題や維持費、渋滞緩和など)にはとても賛同できます。

が、自分のクルマに愛着をもち運転するときにはこの車を選んでよかった!楽しい!と私は思っています。

車は移動手段ではありますが、愛車というくらいですから親しみを持つ人も多いワケです。

カーシェアリングの使い方はいろいろ。

わたしのように旅先でちょい乗りするのは大いにありですが、毎月の基本料金を負担するのはどうなのか。。。

また、マンションでカーシェアリングをしているところも見られますし、社用車を持たない企業もあるようですよ。

用途や自身の考え方で上手にカーシェアリングを利用したいものですね。

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